ペットと暮らす家に必要なこととは?
「ペットと暮らせる快適な家を建てたい」――注文住宅をご検討中の方にとって、そうした想いは年々高まっています。
その一方で、ニオイや湿気、キズや汚れなど、ペットと暮らす上での住まいの課題も多く挙げられます。
そんな中、注目されているのが自然素材の珪藻土(けいそうど)です。

特に、消臭や調湿といった特性がペットとの暮らしにマッチしやすく、三重県でも取り入れるご家庭が増えています。
この記事では、珪藻土の基本的な特徴から、ペットとの相性、お手入れ方法、注意点までわかりやすくご紹介します。
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▼ 目次
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珪藻土とは?自然素材の特徴をおさらい
珪藻土は、植物性プランクトン(珪藻)の殻が化石化した堆積物から作られる、天然由来の内装材です。
最大の特徴は、表面に無数のミクロの穴(多孔質構造)を持つこと。
そのため、
■ 調湿機能: 空気中の湿気を吸ったり吐いたりする
■ 消臭機能: 臭い成分を吸着・分解する
■ 安全性: 化学物質を含まない
など、室内環境を整える力を持っています。
ビニールクロスのような人工素材とは異なり、自然の力で空気を整える壁材として注目されています。
珪藻土とペットの暮らしが相性抜群な理由
珪藻土の「消臭力」がペットのいる家で頼れる理由
珪藻土の壁が持つ消臭効果は、ペットのいる家庭にとって非常に心強いポイントです。
特に犬や猫の体臭やトイレの臭いが気になる場合、におい成分(アンモニアや有機ガス)は珪藻土の孔に吸着され、空気中にこもりにくくなります。
また、来客時や就寝時など、すぐに換気できない場面でも、空気を自然に整えてくれるのが魅力です。
湿気対策としても優秀。快適な空気環境を実現
湿度が高すぎるとカビやダニの発生、低すぎると呼吸器への負担が心配されます。
珪藻土は、
- 湿度が高いときは水分を吸収
- 乾燥時は水分を放出
といった性質で、室内の湿度を自然に調整。ペットの呼吸器や皮膚の健康維持にもつながります。
さらに、冬の結露対策にも有効で、カーテンの劣化やカビ防止にも役立ちます。
お手入れって難しくない?珪藻土壁の扱い方
「汚れたらどうするの?」「割れたりしない?」という疑問もありますが、正しい扱い方を知れば安心です。
■ 基本のお手入れ方法:
- 軽い汚れ: 消しゴムや乾いた布で落とす
- ひどい汚れ: 紙やすりで軽く削る
- 爪痕・凹み: 専用補修材で埋めて乾かす
部分補修が可能な点も大きなメリット。
また、ペットが頻繁に触れる場所は、腰壁や別素材を併用する設計が安心です。
注意点とデメリットも知っておこう
どんな素材にも注意点はあります。珪藻土の場合、
- 施工コストがやや高め
- 吸湿力が高いため、通気計画が重要
- 傷や汚れがつきやすい場所は他素材の併用が望ましい
※注意:事前の設計と施工業者との相談で、多くは解決可能です。
自然素材のやさしさが、ペットにも人にも安心をくれる理由
ペットとの暮らしでは、化学物質の少ない環境が求められます。
珪藻土は、接着剤や有機溶剤を含まず、空気を汚さない素材です。
ペットは人よりも地面に近く、空気の質は暮らしの快適性に直結します。
また、視覚的にもやわらかく、自然な風合いを持つ珪藻土の壁は、安心感のある空間づくりに貢献します。
小さなお子さまやアレルギーのある方にもやさしい素材です。
珪藻土で叶える、ペットと暮らすやさしい住まい
自然素材の珪藻土は、
- ペットのにおい対策をしたい
- 湿気やアレルギー対策をしたい
- 安全な素材で家を建てたい
という方にとって、非常に心強い味方となる素材です。
素材そのものが空気を整えてくれるため、ペットとの暮らしの悩みを軽減し、心地よい空間を自然に保てます。
珪藻土の壁を取り入れた住まいづくりにご興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。
