収納率と言う言葉を聞いたことがある方も多いのではないかと思います。
簡単には家の面積に対して収納部分の比率12~15%が適切とあります(マンションは8%となっており、同じように人が住むのに家とマンションで比率が異なるのは謎ですね←これはマンションならではの事情が優先されるということなんでしょうね)。
ただ基準を持って、目安として見る指標としてはこう言った数値化されたモノがあるということはとても便利で何ら否定することは無いのですが、マンションのように規格化され、間取りを変更することが難しい場合はさておき、僕たちの関わらせてもらっています注文住宅では収納量はもっと自由に考えて良いように思います(多いのも少ないのもありということです)。
例えば
服や靴がとても多い
メイク道具が多い
キッチン周りで使う機器が多い
書籍などが多い
趣味の道具量が多い
どうしても嵩張るものがある
などなど個別的な事情に柔軟に対応できるということも注文住宅ならでは醍醐味のひとつと思いますし、それこそが注文住宅であると思います。
但し、収納=面積と言う部分がありますので収納を増やせば増やすほど便利になるのかもですが費用もUPしていきますので、その辺りは注意が必要です。
また、将来的にモノが増えることを想定しての予備空間の収納ということなどを考え出すと、それもどんどん面積が増えていくことになります。
ですので、間取りを描く前に一緒に考えていくために、今現在のあなたの生活のスタイルを守るために必要な収納量・モノの点数を教えて頂き(事前に共有したいです)、家の完成後は出来るだけモノを今以上に増やさないということになります。そういうプロセスを経ることで収納率と言う概念から遠く離れて、唯一無二のオリジナルの間取りが出来るモノと思います。
あとはお住まいになられてから、決められた場所に決められたものを使ったら戻すということをお住まいになる皆さんが家族のルーティンとして頂きましたら、とても片付く、整理整頓のしやすいお家になると思います。