お客様に教えて頂くということがホントに多いのですが、今回リフォームをご依頼頂きましたお客様より「水越美枝子さん」という設計士さんの事や著作について教えて頂きました。
こちら水越さんですが、共感することもとても多く、著作も楽しく沢山の付箋を打ちながら拝読させて頂けました。
これは家の計画を描かせて頂いておりますと良くある話のひとつであるのですが、お施主様側から「片付けが上手じゃないから」と申し訳なさそうにお話頂く事があったりするのですが、多くの場合それは違って、片付けにくい家と片付けやすい家があるという感覚の方が個人的には近く、ご所有のモノの量について理解されており、モノの行き場所さえきちんと建築の方で用意できれば家は片付くということを裏付けてもらったようにも感じております。
その為には
使っておられるモノの量が理解頂けている。
必要でないモノは捨てる。
必要以上にモノを増やさないように心がける。
モノの行き場所が決める。
上記の通り、お施主様側にご理解ご協力頂かないと片付かないという部分もあるし、どれだけモノが増えても大丈夫ということにはならないのですが、ご所有のモノの量さえきちんと見通せれば多くの場合、家は片付くということになるとは思います(将来増える分を考えることは難しいことではありますが)。
建築の方では、収納はほぼイコールで面積となりますので、むやみに収納場所を増やしにくいという部分も確かにありますので、家の計画を描く前にモノのリストアップなどはとても大切になりますし、少しの隙間のような部分も積極的に利用するという心構えが必要になります。その辺りも個人差も大きいし、感覚的な好みの部分もありますので、それは都度相談となる訳ですが。
その辺りも注文住宅ならではの面白さや、木造住宅ならではの融通性といえるのかもしれませんね。