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家づくりの予算はどう決まる?~理想の住まいを手に入れるための考え方~

公開日:2024/12/04(水) 更新日:2024/12/04(水) 家づくりコラム

「家を建てたい!」と思い立ったとき、多くの方が最初に気になるのが予算の問題ではないでしょうか。

「自分たちに必要な広さや設備を整えた家を建てるには、いくらくらいかかるのか?」

この問いに対する答えは一概には言えません。

それは、家づくりにおける予算が様々な要素によって大きく変わるからです。

この記事では、家づくりの予算を考えるうえで重要なポイントや、

一般的な目安、当社での対応事例などを詳しく解説します。

初めて家づくりを検討される方でも安心して理解できるよう、基本的な部分から具体例まで網羅的にお伝えします。


家づくりの予算が変動する要因

家づくりの予算がどのように決まるのかを理解するためには、まずその「変動要因」を知る必要があります。

以下に、予算を大きく左右する主な要素を挙げてみます。

1. 土地の状態と場所

家を建てる土地が「下水道エリア」か「浄化槽エリア」かで、必要な工事内容が変わります。下水道エリアでは下水管への接続費用が発生する一方、浄化槽エリアでは浄化槽の設置が必要となり、これが予算に影響します。

また、土地そのものの状態(傾斜地か平地か、地盤の強度など)や立地条件(都市部か郊外か)によっても工事費用が異なります。特に、地盤改良が必要な土地の場合、その費用が追加されることがあります。

2. 建物の規模と間取り

家族構成や生活スタイルによって必要な広さは変わりますが、4人家族の場合、30~34坪程度が一般的な目安とされています。

この広さをベースに、平屋か2階建てか、部屋数や収納スペースの配置などを決めていきます。

ただし、建物の規模が大きくなるほど材料費や工事費が増えるため、予算が上がります。

また、土地の広さにも限りがあるため、土地の形状や用途地域などの条件に応じて、間取りや建物の形状を工夫する必要があります。

3. 設備と仕様

家づくりにおいて、設備や仕様へのこだわりが予算に与える影響は非常に大きいです。

例えば以下のような選択肢が挙げられます。

オール電化の導入:ガスを使わない家にすることで、エネルギー効率を高められますが、初期費用が増加します。

太陽光発電や蓄電池の設置:環境に優しくランニングコストを抑える効果が期待できますが、導入コストは高額です。

床暖房や高性能エアコン:快適性を重視する設備は人気がありますが、コストに影響します。
 

4. 仕上げのクオリティ

内装や外装の素材選びも、予算を左右するポイントです。例えば、壁材や床材に自然素材を使用するかどうか、キッチンや浴室設備のグレードをどの程度にするかなどによって、費用は大きく異なります。こだわりのある仕上げを選択すると、数百万円単位でコストが変動することもあります。

 当社が考える「標準仕様」の目安
当社では、以下の条件を基準として家づくりの費用を考えています。

家族4人向けの住宅(30~34坪程度)

エアコンやカーテンを含む、引き渡し後すぐに生活できる状態

外構工事は除く

この条件で、参考となる予算の目安は約2600万円です。

もちろん、仕様や設備の選択によって上下する可能性がありますが、

この金額を基準に考えることで、大まかなイメージをつかむことができます。

具体例:サンプルプランでイメージを共有

「実際にどのくらいの費用がかかるのか分からない」

「希望と予算が合わないのではないかと不安」という声にお応えするため、当社では以下のようなサンプルプランをご用意しています。

プラン例

  • 30坪の平屋:〇〇万円
  • 32坪の2階建て:〇〇万円
  • 34坪の2階建て:〇〇万円

これらのプランは実際に建築した事例をもとにしており、同じ間取りであれば具体的な費用がすぐに分かります。

このサンプルを参考にすることで、「イメージと全然違った」というトラブルを防ぎつつ、理想の家づくりを進められます。

家づくりの進め方:一緒に相談しながら進める重要性

家づくりは「ただ建物を購入する」だけのプロセスではありません。

お客様一人ひとりの要望やこだわりを反映しながら、一緒に理想の住まいを形にしていく作業です。そのため、当社では以下のステップで進めています。

1. 初回相談でのヒアリング

お客様の希望やライフスタイル、予算感を詳しく伺います。

2. サンプルプランの確認

具体的な間取りや費用の目安をもとに、イメージを共有します。

3. カスタマイズの提案

間取りや仕様をお客様の要望に応じて調整し、最終的なプランを完成させます。

4. 契約・施工

全ての内容に納得いただいた上で、施工を開始します。

家づくりの予算を考えるときのポイント

1. 全体の予算を把握する

建物本体の費用だけでなく、土地購入費用、外構費用、諸費用(登記費用や引っ越し費用など)も含めた総額を把握することが重要です。

2. 優先順位を明確にする

「どの設備にこだわりたいか」「どの部分でコストを抑えるか」を明確にすることで、満足度の高い家づくりが可能になります。

3. プロに相談する

分からない点や不安なことがあれば、専門家に相談するのが最善です。経験豊富な建築会社は、お客様の予算に合わせた最適なプランを提案してくれます。

まとめ

家づくりの予算を決めるには、土地の状態や建物の規模、設備・仕様の選択肢など、多くの要素を考慮する必要があります。

当社では、お客様が予算に合わせて理想の家づくりを実現できるよう、サンプルプランの提示や丁寧なヒアリングを通じてサポートを行っています。

「いくらあれば家が建てられるのか?」という問いに対する答えは一律ではありませんが、

この記事を参考に、まずは大まかな予算感を掴んでみてください。そして、具体的なイメージを描きながら、ぜひお気軽にご相談ください。