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【後悔したくない人必見】注文住宅でよくある照明の失敗5選とその回避法

公開日:2025/05/29(木) 更新日:2025/05/28(水) 家づくりコラム

家づくりにおいて「照明計画」は、つい後回しにされがちなポイントです。

けれど、完成してから「こんなはずじゃなかった…」という声が多く上がるのも、実はこの照明に関する部分だったりします。

 

 

今回は、家づくりでありがちな照明の失敗例5つを取り上げながら、その回避方法について解説させて頂きます。

注文住宅ならではの自由度を活かして、後悔しない照明計画を実現するためのヒントになれば幸いです。

 

 


 

 照明で後悔する人が多い理由とは?

家づくりにおける照明は、間取りや収納ほど注目されない傾向があります。

そのため、多くの人が「とりあえず明るければいい」「設備として必要だから」くらいの感覚で選んでしまいがちです。

しかし実際には、照明は家の“雰囲気”や“暮らしやすさ”に直結する大切な要素。

しかも、建物が完成してからの変更は難しく、やり直しがききにくい部分でもあります。

 

【失敗1】明るさのバランスが悪い|「暗すぎる」「まぶしすぎる」問題

● よくある例

・リビングが全体的に暗く感じて落ち着かない

・キッチンだけがやけにまぶしくて目が疲れる

・寝室の天井照明が明るすぎて寝付きにくい

 

● 原因

照明の明るさ(ルーメン)や色温度を適切に選んでいないことが原因です。間取りだけでなく、部屋の用途に合った照明の強さが必要です。

 

● 回避法

・用途に応じた明るさの目安を確認して計画する

・可能なら調光機能付き照明を選ぶ

・昼白色、電球色など色味の選定にも注意

 

 【失敗2】ダウンライトの使いすぎ|無機質で落ち着かない空間に

 

● よくある例

・天井に埋め込んだダウンライトを大量に設置したが、光が点々として味気ない

・影が強く出て、顔や手元に不自然な影ができてしまう

 

● 原因

「すっきり見えるから」と、設計段階で勧められるままにダウンライトばかりを使ってしまったことが原因です。

 

● 回避法

・ダウンライトは“補助的な光”として考える

・メイン照明はペンダントライトや間接照明などで空間に変化を出す

・シーンに応じて照明を分ける「多灯分散型照明」が効果的

 

 【失敗3】スイッチの位置が不便|生活動線とズレた配置

 

● よくある例

・玄関に入った直後に照明のスイッチが見当たらない

・キッチンの手元灯のスイッチが遠くて面倒

・寝室でベッドに入った後に明かりを消すのが手間

● 原因

図面上では把握しづらい“生活動線”を考慮せずにスイッチ位置を決めたためです。

 

● 回避法

・生活シーンをリアルにイメージしながらスイッチ位置を設定

・コンセント・スイッチは現場での確認が非常に大切

・ベッドサイドや玄関周りの動線は特に注意

 

【失敗4】照明がデザインに合っていない|雰囲気がちぐはぐに

 

● よくある例

・ナチュラルな内装なのに照明だけが無機質

・モダンに仕上げたかったのにレトロ調の照明を選んでしまった

・間接照明のラインが床や天井の素材とチグハグに

 

● 原因

インテリアのテイストや自然素材の質感と、照明のスタイルを合わせていないためです。

 

● 回避法

・内装材と照明の相性もセットで考える

・ショールームで“実際の素材”と“光の相性”を確認

・施工事例を参考に、一体感のある空間演出を意識する

 

 【失敗5】夜の外観がさびしい|外構・玄関照明の見落とし

 

● よくある例

・せっかくのこだわった外観が、夜になると真っ暗で寂しい

・防犯上も不安が残るが、あとからの照明追加が難しい

 

● 原因

外構照明や玄関アプローチの照明計画を後回しにしたことで、全体のバランスが崩れてしまうことがあります。

 

● 回避法

・建物本体と外構を同時にプランニングするのが理想

・門柱や植栽に低照度のアクセントライトを入れるだけで、印象が大きく変わる

・夜の帰宅時や来客時を想像して、適切な配置を検討

 

 自然素材の家と照明の相乗効果

無垢材や漆喰などの自然素材は、光を吸収・拡散する力がやわらかく、照明の魅力を一層引き立ててくれます。

 

・間接照明が漆喰壁に反射すると、まるでキャンドルのようなやさしい陰影に

・無垢フローリングの上に落ちる光が、温もりのある空間を演出

・昼と夜で異なる表情を楽しめるのも、自然素材の家ならでは

素材と照明は、切り離して考えるべきではありません。

照明計画は“素材の魅力を最大限に活かすための演出”として重要な役割を持っています。

 

間取りや土地条件に合わせた照明の工夫

照明の失敗を避けるには、「間取り」や「土地の特性」を考慮した設計も不可欠です。

南向きのLDKなら、日中は自然光を活かし、夜は控えめな照明でメリハリを

北向きの寝室は、温かみのある照明で補うのが効果的

隣家が近い土地では、窓からの自然光が制限されるため、照明で陰影をつくる工夫が求められます

照明は、土地と間取りに合わせて柔軟に計画すべき“暮らしの道具”です。

 

まとめ|照明は「最後に決めるもの」ではなく「最初から考えるもの」

 

家づくりの満足度は、意外にも照明によって大きく左右されます。

「使い勝手」と「空間の雰囲気」の両方を左右する存在だからこそ、最初から丁寧に考えることが大切です。

 

◆家族のライフスタイルに合った光の配置

◆素材と調和するデザイン

◆暮らしに寄り添うやさしい明かり

 

これらを意識すれば、完成後に「もっとこうすればよかった…」という後悔を減らせるはずです。

注文住宅だからこそ、あなたの暮らしにぴったりの照明計画を実現してみてはいかがでしょうか?

 

 

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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