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“なんとなく不便”を見直す、暮らし目線のリフォーム提案

公開日:2025/10/07(火) 更新日:2025/10/07(火) 家づくりコラム

今回は“なんとなく不便”を見直す、暮らし目線のリフォーム提案について、解説させて頂きます。

日々の暮らしの中で、「ここ、ちょっと使いにくいな」「いつも何となく気になる」と感じる場面はありませんか?

大きな問題ではないけれど、積み重なると暮らしのストレスになる――それが、“なんとなく不便”の正体です。

この記事では、そんな暮らしの違和感に寄り添い、リフォームで改善できるヒントをご紹介します。

単なる設備交換ではなく、「暮らしやすさ」や「心地よさ」を叶える提案を、家づくりをお考えの方に向けてまとめました。

 

 

“なんとなく不便”が暮らしの質を下げているかも?

「この扉、毎回閉まりにくいな」「洗濯物を干す動線が遠い」「コンセントの位置がいつも不便」など、明確に困っているわけではないけれど、無意識に我慢している小さなストレスは案外多いものです。

こうした不便は、住まい手のライフスタイルの変化や家族構成の変化によって現れてくることもあります。

■ たとえば…

 - 子どもが成長して物が増えたのに収納が追いつかない

 - 在宅勤務が増えたのに作業スペースが確保できていない

 - ペットを飼い始めたことで床材や間取りに不便を感じる

など、生活の変化に住まいが追いついていないケースは珍しくありません。

 

暮らし目線のリフォームとは?

「暮らし目線」とは、住む人の生活動線・癖・家族構成・好みを丁寧に汲み取って設計や提案に反映すること。これは大手ハウスメーカーよりも、地域に根差した工務店が得意とする分野です。

暮らし目線のリフォームでは以下のようなポイントを重視します。

1. 動線の見直し

 - キッチンから洗面所までの距離が遠い

 - 子ども部屋とリビングの位置関係が悪く会話が減る

といった悩みを、間取りの工夫で改善できます。

2. 収納の最適化

収納は「多ければ良い」ではなく、「使いたい場所にあるか」が重要です。

 - 玄関まわりにベビーカーや傘の収納がない

 - キッチンのパントリーが足りず食品が出しっぱなしに

 - 階段下のデッドスペースが活用されていない

こうした細部の見直しが、家全体の快適性に直結します。

3. 自然素材の活用

リフォームでも自然素材を使うことで、見た目の温もりはもちろん、調湿性や断熱性も高まり、体にやさしい住まいになります。

 - 無垢フローリングに変えることで足触りがよく、ペットや小さなお子様にも安心

 - 漆喰の壁にすることでカビや臭い対策にもなる

 - 天然木の造作家具で空間に統一感を出す

 

三重県でのリフォーム事情と自然素材の相性

三重県は気候的に、湿気や寒暖差への対策が重要なエリアです。

そのため、断熱性能の向上や調湿性のある自然素材の導入は、リフォームにおいても非常に効果的です。

さらに、三重県には豊かな自然と地域文化が根付いており、「自然と調和した暮らし」を志向する方も多くいます。

そうした方には、地元産の木材や漆喰を活用したリフォームが好まれます。

地域密着の工務店であれば、

 - 地元の気候風土に合った素材や工法の提案

 - 住んでからのメンテナンスまで見据えたサポート

 - 細かい要望への柔軟な対応

といった“顔の見えるリフォーム”が実現しやすくなります。

 

よくある“なんとなく不便”の具体例とリフォーム事例

ここからは、実際に多くのご家庭で見られる「なんとなく不便」と感じる箇所と、それを改善した暮らし目線のリフォーム事例をご紹介します。

 

【例1】洗濯動線が悪く、毎日プチストレスに

不便の声:「洗濯機は脱衣所にあるけれど、干す場所が2階のベランダで遠い」

改善事例:脱衣所と隣接するサンルームを増築し、室内干し+乾燥スペースを設置。天候を気にせず洗濯が完了し、家事時間が短縮されました。

➡ 動線の短縮は、日々のストレス軽減に直結します。

 

【例2】玄関が狭く、家族が出入りしにくい

不便の声:「子どもが成長して靴や荷物が増え、玄関がごちゃごちゃ」

改善事例:玄関土間を広げ、シューズクロークを設置。雨具やスポーツ用品も収納でき、家の第一印象が整いました。

➡ 収納の最適化と動線設計の工夫で、空間が見違えるように快適になります。

 

【例3】キッチンで孤立してしまう

不便の声:「料理中はリビングにいる家族の様子が分からない」

改善事例:壁付けキッチンを対面型にリフォーム。家族と会話しながら作業ができ、食事の準備が楽しくなったとの声も。

➡ 空間のつながりを意識した間取りの見直しが、暮らしの質を向上させます。

 

注文住宅にも活かせる!リフォームから学ぶ暮らし目線

リフォームで「暮らしの不便」が浮き彫りになるからこそ、これから注文住宅を建てる方にも参考になる視点があります。

■ たとえば、

 - 収納は“どれくらい必要か”ではなく“どこで必要か”を考える

 - 動線は“短さ”だけでなく“行き止まりをなくす”ことも意識する

といった暮らし方に根ざした設計思想は、新築でも非常に重要です。

リフォーム経験がある方ほど、注文住宅の打ち合わせで「こういう間取りは避けたい」「収納はこの位置が便利」といった実感のある要望を伝える傾向にあります。

 

リフォームのタイミングと注意点

「どのタイミングでリフォームすべきか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

以下のようなサインが見えたら、検討の時期です。

■ リフォーム検討のサイン

 - 10年以上住んで水まわりの老朽化を感じる

 - ライフスタイルが変わった(子どもの独立、在宅勤務、ペット導入など)

 - 暮らしの中で“なんとなく不便”を毎日感じる

※注意:リフォームには構造的に変更が難しい箇所(柱・耐力壁など)や、部分的な改修では不便が解消しきれないケースがあります。また、業者によっては提案力に差が出るため、信頼できる工務店選びが大切です。

そのため、単なる修繕ではなく、「暮らしをどう整えたいか」まで相談できる工務店に依頼することが、満足度の高いリフォームにつながります。

 

まとめ | リフォームは“暮らしの棚卸し”

“なんとなく不便”を見直すことは、自分たちの暮らし方と向き合うことでもあります。

設備の老朽化がきっかけであっても、暮らし目線で丁寧に計画すれば、リフォームは単なる修繕ではなく、住まいの価値を高める再設計になります。

特に三重県のような、自然との調和を大切にした地域では、自然素材を活かしたリフォームによって、心も体も健やかに過ごせる住まいを実現できると思います。

 

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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