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【窓の向きで失敗しない家づくり】方角ごとのメリット・デメリットと三重の気候に合う設計の工夫

公開日:2025/05/16(金) 更新日:2025/05/20(火) 家づくりコラム

 

「日当たりのいい家にしたい」
「夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる家がいい」

 

こうした希望を叶えるカギの一つが、「窓の向き」にあります。

今回は、方角ごとのメリット・デメリットと、三重で快適に暮らすための設計ポイントをわかりやすくご紹介します。

 

目次

 

 

 

 


 

 なぜ「窓の向き」が家の快適さを左右するのか?

注文住宅では間取りやデザインに目が行きがちですが、光・風・温熱環境をどう取り入れるかは、それと同じくらい重要です。

窓の配置は、単なる採光や通風のためだけでなく、

  • 室内の明るさ
  • 冷暖房効率
  • 結露やカビの発生リスク
  • 家族の体調や心理的な快適さ

など、暮らしの「質」そのものに関わってきます。

 

家を建てる人の“あるあるな悩み”

家づくりを検討している方から、よく聞かれるのがこのような声です。

 

  • 南側が道路や隣家で丸見え、日当たりをどう確保する?
  • 冬は冷たい風がきつい。北側の窓は少ない方がいい?
  • 夏の西日が強烈。西側に大きな窓をつけても大丈夫?
  • 東側は朝日が気持ちいいけど、眩しすぎない?

 

こうした地域性や敷地条件を踏まえた設計が求められるため、「窓の向き」はデザイン以上に戦略が必要な要素なのです。

 

方角ごとの特徴を徹底比較|窓をつける前に知っておきたいこと

南向きの窓|採光の王道、でも注意点も

メリット

一年を通して安定した日差しが入る

暖房効率が高く、冬でも明るい室内

植物や洗濯物にも最適な方角

 

デメリット

夏は直射日光が入りすぎて暑くなることも

大きな窓にすると、外からの視線や熱の逃げに注意が必要

 

三重でのポイント

軒や庇を深くとることで、夏は日差しを遮り、冬は光を取り込む設計が効果的です。

 

東向きの窓|朝の心地よさと、涼しさが魅力

メリット

朝日を取り入れやすく、自然な目覚めをサポート

午後からは日差しが少なくなるため、室温が上がりにくい

デメリット

午後以降はやや暗くなりがち

夏場は早朝から強い日差しが差し込むことも

 

三重でのポイント

朝型の生活スタイルに合いやすく、寝室やダイニングに最適な方角です。

 

西向きの窓|注意が必要な“夕日の方角”

メリット

夕方の明るさを取り込めるため、午後も明るく過ごせる

デメリット

夏場の西日は非常に強く、室温上昇の原因に

まぶしさと紫外線による家具や床の劣化リスクも

 

三重でのポイント

西側に大きな窓を設ける場合は、庇や外付けブラインド、植栽による遮光などを併用しましょう。

 

北向きの窓|柔らかい光と落ち着いた空間に

メリット

直射日光が入らず、室内の温度が安定しやすい

写真や絵、趣味スペースに向いた落ち着いた明るさ

結露が発生しにくい

 

デメリット

暗くなりやすく、採光を工夫する必要がある

冬は外気温の影響を受けやすく、冷え込むことも

 

三重でのポイント

水回りや収納、書斎など光を重視しないスペースに配置することで効率的に活用できます。

 

窓の位置とサイズで、空間の印象が変わる

方角だけでなく、窓の「高さ」「幅」「形状」によっても、室内の快適性が大きく変わります。

高窓(ハイサイドライト):プライバシーを守りながら、空を見せる採光

横長の窓(スリット窓):視線を遮りながら、光を柔らかく取り込む

掃き出し窓:出入りや開放感を得られるが、断熱対策が必要

ただ大きくすればいい、というわけではなく、バランスを取る設計が求められます。

 

 自然素材の家だからこそ、光と風の設計が活きてくる

 

自然素材の注文住宅では、素材そのものが持つ調湿性や断熱性を活かすことができます。

・無垢材の床や天井は、日射の熱をやわらかく受け止める

・漆喰や珪藻土の壁は、陽の光を反射し、室内を明るく保つ

・自然換気を促す窓の配置で、エアコンに頼りすぎない暮らしへ

 

光や風の動きを設計に取り入れることで、素材の心地よさが最大限に引き出されるのです。

 

三重の気候に合う窓の向きとは?

三重県は、太平洋側気候の温暖さと、内陸部の寒暖差の両方がある地域です。

・夏は湿度が高く、日差しも強いため、西日対策は必須

・冬は冷え込みがあるため、南向きの採光で室温を補助

・沿岸部では風向きも意識した通風計画が重要

土地の場所・周辺環境・ライフスタイルを踏まえて、方角と窓をどう組み合わせるかが、快適な家づくりのカギです。

 

まとめ|窓の向きひとつで、家の快適さは大きく変わる

家づくりは「土地」や「間取り」だけで決まるものではありません。

“どこから光が入り、どこへ風が抜けるか”を考えることで、同じ面積でも心地よさはまったく変わってきます。

 

・南向きは採光の基本、でも遮熱対策が重要

・東向きは朝型生活にフィット

・西向きは遮光を工夫して熱を防ぐ

・北向きは光の質や落ち着きに活用できる

 

そして、それぞれの方角に合わせた自然素材の使い方が、快適な暮らしを後押しします。

 

三重で注文住宅を考える方へ──

Living Motif Kikiでは、土地条件やご家族のライフスタイルに合わせて、家づくりを一緒に考えていきます。家族が笑顔で過ごせる空間を、自然の力とともにつくりましょう。

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