【見落としがちな重要ポイント】キッチン背面収納は「奥行き」で使いやすさが決まる
注文住宅の打ち合わせでキッチンを検討する際、多くの方がデザインや収納量に注目します。
しかし実際に住み始めてから、
- 通路が狭くてすれ違いにくい
- 収納は多いのに使いにくい
- 家電を置いたら作業スペースがなくなった
- 思ったより圧迫感がある
と感じるケースも少なくありません。
その原因の一つが、意外にも背面収納の奥行きです。
収納は「大きければ便利」というイメージがありますが、キッチンでは奥行きの選び方によって使い勝手や動線が大きく変わります。
家づくりでは間取りや設備選びに意識が向きがちですが、毎日使うキッチンだからこそ細かな寸法まで考えておきたいポイントです。

背面収納とは?
背面収納とは、キッチンの後ろ側に設置する収納のことです。
一般的には、
■ 背面収納に含まれるもの:
- 食器棚
- カップボード
- 家電収納
- パントリー収納
などを指します。
最近の注文住宅では、キッチンと同じデザインで統一されたカップボードを採用するケースが増えています。
見た目がスッキリするだけでなく、収納力も確保しやすいため人気の設備です。
なぜ奥行きが重要なのか?
収納を考える際、多くの方は横幅や高さに注目します。
しかし実際の使い勝手を左右するのは奥行きです。
なぜなら、収納の奥行きは「収納力」と「通路幅」の両方に影響するからです。
収納を深くすれば物はたくさん入ります。
一方で、その分キッチン通路は狭くなります。
つまり奥行きを決めることは、収納量だけでなく日々の動きやすさを決めることでもあるのです。

よく採用される奥行きのサイズ
奥行き45cm前後
比較的コンパクトな背面収納です。
メリットは、
■ 奥行き45cm前後のメリット:
- 通路幅を確保しやすい
- 圧迫感が少ない
- 狭めのキッチンでも採用しやすい
ことです。
一方で大型家電や大皿などは収納しにくい場合があります。
奥行き50〜55cm前後
現在もっとも採用されることが多いサイズです。
一般的なカップボードの標準寸法でもあります。
■ 収納しやすいもの:
- 食器
- 炊飯器
- 電子レンジ
- トースター
などを無理なく収納できます。
収納力と動線のバランスが良く、多くのご家庭に適しています。
奥行き65cm以上
大容量収納を希望する場合に選ばれるサイズです。
ただし注意が必要です。
収納量は増えますが、
■ 奥行きが深い収納の注意点:
- 通路が狭くなる
- 奥の物が取り出しにくい
- 圧迫感が出やすい
という側面もあります。
広いキッチンスペースが確保できる場合に向いています。
実は通路幅の方が重要かもしれない
背面収納を計画する際に見落とされがちなのが通路幅です。
例えば、
- キッチン本体が奥行き95cm
- 背面収納が奥行き50cm
の場合、通路幅はその間の距離になります。
一般的には、
■ キッチン通路幅の目安:
- 90cm前後:最低限
- 90〜110cm:標準的
- 110cm以上:ゆとりがある
とされています。
特に夫婦で料理をするご家庭や、お子さまと一緒にキッチンに立つ機会が多い場合は、100cm以上確保すると使いやすく感じることが多いでしょう。
家電のサイズを見落とさない
収納計画でよくある失敗が、「家電を置いたら思ったより出っ張った」というケースです。
最近の家電は大型化しています。
例えば、
■ 奥行きを確認したい家電:
- オーブンレンジ
- スチームレンジ
- コーヒーメーカー
- 炊飯器
などは想像以上に奥行きがあります。
さらに配線スペースも必要になります。
収納本体の寸法だけでなく、実際に置く家電のサイズまで確認しておくことが大切です。

パントリーとの組み合わせで考える
背面収納だけで全てを収納しようとすると、どうしても大型化しがちです。
そこでおすすめなのがパントリーとの併用です。
例えば、背面収納には、
■ 背面収納に入れたいもの:
- 食器
- 家電
- よく使う調理器具
を収納し、
パントリーには、
■ パントリーに入れたいもの:
- 食品ストック
- 防災備蓄
- キッチン消耗品
を収納する。
こうすることで背面収納の奥行きを必要以上に大きくしなくても十分な収納量を確保できます。
子育て世代こそ収納計画が重要
小さなお子さまがいるご家庭では、収納量が想像以上に必要になります。
例えば、
■ 子育て世代で増えやすいもの:
- 水筒
- お弁当グッズ
- 哺乳瓶用品
- お菓子や飲料のストック
など、年齢によって必要な物は変化します。
将来まで見据えて収納計画を考えることで、住み始めてからの後悔を減らしやすくなります。
まとめ
キッチン背面収納は、単純に大きければ使いやすくなるわけではありません。
特に重要なのが、奥行きと通路幅のバランスです。
収納量を増やしたい気持ちは自然なことですが、通路が狭くなれば毎日の使い勝手は低下してしまいます。
また、
■ 背面収納で考えたいこと:
- 家電サイズ
- パントリーとの連携
- 家族構成
- 将来の暮らし方
まで考慮することで、より満足度の高いキッチンになります。
注文住宅では設備そのものよりも、「どう使うか」を考えることが大切です。
これから家づくりを進める方は、ぜひ収納量だけではなく奥行きにも注目しながら、毎日の暮らしが快適になるキッチン計画を進めてみましょう!
Q. キッチン背面収納の奥行きは何cmが使いやすいですか?
キッチン背面収納の奥行きは、収納量だけでなく通路幅や置く家電に合わせて選ぶことが大切です。45cm前後は通路を確保しやすく、50〜55cm前後は食器や家電を収納しやすい一方、65cm以上は収納量が増える反面、通路の狭さや取り出しにくさに注意が必要です。
Q. キッチン背面収納の奥行きと通路幅はどう考えればよいですか?
キッチン背面収納は、奥行きを深くするほど収納量を増やせますが、その分キッチン通路が狭くなります。本文では通路幅90cm前後を最低限、90〜110cmを標準的、110cm以上をゆとりのある目安としており、複数人で使う場合は動きやすさも考えて計画することが大切です。
Q. キッチン背面収納を決めるときに家電サイズはなぜ重要ですか?
キッチン背面収納では、実際に置く家電の奥行きや配線スペースまで確認することが重要です。オーブンレンジやスチームレンジ、コーヒーメーカー、炊飯器などは想像以上に奥行きがあり、収納寸法だけで決めると家電が出っ張る場合があります。
Q. 背面収納とパントリーはどのように使い分けるとよいですか?
背面収納には食器や家電、よく使う調理器具を置き、パントリーには食品ストックや防災備蓄、キッチン消耗品を収納する使い分けができます。役割を分けることで、背面収納の奥行きを必要以上に大きくせずに収納量を確保しやすくなります。
Q. 子育て世帯のキッチン収納で意識したいことは何ですか?
子育て世帯のキッチン収納は、現在の収納量だけでなく、子どもの成長によって必要な物が変化することまで考えて計画することが大切です。水筒やお弁当グッズ、哺乳瓶用品、お菓子や飲料のストックなども想定し、将来まで見据えて収納量と配置を検討します。
この記事の関連テーマ:キッチン背面収納|奥行き|カップボード|通路幅|家電サイズ|パントリー|収納計画
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