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家族のライフスタイルを可視化する「間取りのヒアリング術」

公開日:2026/01/26(月) 更新日:2026/01/23(金) 家づくりコラム

今回は、理想の間取りを実現するための「ヒアリング術」について解説させて頂きます。

注文住宅の大きな魅力は、家族の暮らし方に合わせた「間取りの自由設計」ができること。しかし一方で、「何から話せばいいか分からない」「間取りの希望をうまく伝えられない」というお悩みも少なくありません。

実は、間取りを考えるうえで最も大切なのは、家族の“今”と“未来”のライフスタイルをしっかり可視化すること。

弊社でも、初回打ち合わせ時に詳細なヒアリングシートをご用意しております!

この記事では、プロの設計士が実践する「ヒアリング術」をベースに、施主側でも意識できるポイントを分かりやすくお伝えします。

 

なぜ「ヒアリング」が間取りづくりのカギになるのか?

間取りを考える際、多くの方がSNSや雑誌で見かけた事例をもとに「この収納がいい」「このキッチンの形が理想」といったイメージを持たれています。

もちろんそうした参考も大切ですが、もっと重要なのは「その家族にとって本当に使いやすいか」という視点です。

■ 暮らし方の一例:

 - 共働き夫婦で朝の支度が重なる

 - 子どもがまだ小さく目が離せない

 - 在宅勤務が多く、ワークスペースが必要

 - 祖父母との同居が将来的に視野にある

このように、家庭ごとの暮らし方に合わせた間取りこそ、注文住宅の真価が発揮される部分なのです。

 

ヒアリングの目的は「今の暮らし」を言語化すること

ヒアリングのスタート地点は、「現在の生活動線や習慣」を整理することです。ここでは、設計士との打ち合わせでも活用される代表的な質問項目をご紹介します。

■ 生活動線を見直す質問例:

 - 起床から就寝までの流れは?

 - 帰宅後の動き(手洗い・着替え・荷物の置き場)は?

 - 家族全員が集まる時間・場所は?

 - 収納が足りなくて困っている場所は?

■ 生活空間の使い方に関する質問例:

 - キッチンで料理する頻度やスタイルは?

 - 洗濯〜干す〜畳むの流れはどこで?

 - 週末の過ごし方はアウトドア?インドア?

 - ペットや趣味のためのスペースは必要?

このような質問に答えることで、暮らしのクセや優先順位が自然と明確になっていきます。

 

ヒアリングで気づく「無意識のニーズ」

ヒアリングを進めていくと、多くの方が「自分たちでも気づかなかった希望」に出会います。

■ 例:

 - 洗濯機の前で毎朝渋滞が起きている → 脱衣所の広さと動線を再検討

 - 子どもがリビングで勉強する → リビング学習スペースの設置

 - 休日は家で映画鑑賞 → 吸音性や照明の設計を工夫

このように、普段の暮らしを振り返ることで、図面だけでは見えない“暮らしの質”が浮き彫りになります。

 

家族で実践できる「間取りヒアリング術」3ステップ

プロに依頼する前でも、家族だけでできるセルフヒアリングで間取りの軸を固めることができます。

ステップ①:1日の行動を紙に書き出す

起床〜就寝までの流れを「時系列」で家族ごとに整理しましょう。簡単な手書きメモやホワイトボードでもOK。

■ 例:

 - 6:30 起床 → 洗面 → 朝食 → 7:30 出発

 - 17:30 帰宅 → 手洗い → 着替え → 夕食準備…

ステップ②:不満・改善したいことを出し合う

■ 例:

 - この収納、毎回ごちゃごちゃになるよね

 - 靴がすぐ散らかるから玄関に棚が欲しい

 - キッチンから子どもが見えると安心

ステップ③:未来の暮らしを想像する

今だけでなく、5年後・10年後の家族の姿を考えてみましょう。

■ 例:

 - 子ども部屋は将来間仕切りできる設計に

 - 老後の暮らしやすさを意識した段差の少ない設計

 - テレワークが続く前提でのワークスペース

※注意:未来のライフステージも見据えて検討しましょう。

 

地元工務店との打ち合わせでは「暮らし」を共有する

三重県のように地域性が強いエリアでは、地元密着の工務店だからこそ分かる暮らし方の提案があります。

■ 地元工務店の提案例:

 - 気候に合わせた間取り(風通し・日当たり)

 - 土地の形状や高低差を活かしたプラン

 - 自然素材の使い方とその配置バランス

こうした提案を最大限に活かすためにも、「こんな暮らしがしたいんです」というストーリーを伝えることが大切です。

間取りは図面だけではなく、「どんな家族が、どんな時間を、どこでどう過ごすのか」まで含めて考えるものです。

【事例紹介】ヒアリングから生まれた理想の間取り

ある三重県のご家族(4人暮らし)のケースでは、

■ ヒアリング結果と設計の工夫:

 - 共働きで朝の準備が重なるため、「洗面所を2つ」に

 - 子どもが小学生と幼児 → リビング横にスタディスペース+和室

 - 趣味は家庭菜園 → 南向きの庭と勝手口の動線を確保

こうした「ライフスタイルの可視化」をもとにした設計で、『この間取り、まさにうちのための設計ですね』という満足の声をいただきました。

まとめ:間取りづくりは「家族を知る」ことから始まる

間取りは、単なる部屋の配置図ではありません。そこには家族の生活スタイル、価値観、将来の暮らしへの想いが詰まっています。

その第一歩として、「ヒアリング=暮らしを見つめ直す作業」を丁寧に行うことで、本当に暮らしやすい住まいがカタチになります。

ぜひこの記事を参考に、ご家族でのヒアリングから始めてみてください。

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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