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ベランダは本当に必要?後悔しないために考えたいメリット・デメリットと判断ポイント

公開日:2026/07/17(金) 更新日:2026/07/17(金) 家づくりコラム

注文住宅の間取りを考え始めると、「ベランダは付けた方がいいのか」と迷う方も多いはずです。

洗濯物を外に干すなら必要そうに感じる一方で、最近はランドリールームや衣類乾燥機を活用する家庭も増えています。

ベランダには建築費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用もかかります。

そのため、何となく設けるのではなく、自分たちの暮らし方に本当に必要かどうかを考えることが大切です。

 

 

ベランダは、あると便利な場面がある一方で、使い方によってはほとんど活用しないケースもあります。

今回は、ベランダのメリット・デメリットを整理しながら、後悔しないための判断ポイントや、ベランダなし住宅という選択肢についても解説します。

 

ベランダの役割は以前と変わってきている

かつてベランダは、洗濯物や布団を干すために欠かせないスペースでした。しかし現在は、暮らし方や洗濯方法の変化によって、ベランダを使わない家庭も増えています。

ベランダの必要性が変化している主な理由

■ 乾燥機の普及

■ 室内干しスペースの充実

■ ランドリールームの採用

■ 共働き世帯の増加

■ 花粉やPM2.5への対策意識

ベランダは「あるのが当たり前」ではなく、本当に必要かどうかを考える設備へと変化しています。

 

ベランダを設けるメリット

洗濯物を外干しできる

ベランダ最大のメリットは、洗濯物を天日干しできることです。太陽光や風を利用して乾かせるため、乾燥機や室内干しとは異なる魅力があります。

✓ 電気代を抑えやすい

✓ 衣類が乾きやすい

✓ 外干しの心地よさがある

特に洗濯物の量が多い子育て世帯では、日常的に重宝する場面もあるでしょう。

 

布団や大型の洗濯物を干しやすい

シーツや毛布、布団などは、室内干しでは広いスペースを取ります。ベランダがあれば、乾燥機に入らない大きなものを干す場所として活用できます。

■ 布団干し

■ シーツの乾燥

■ ラグの手入れ

大型の洗濯物を干しやすいことは、ベランダを設けるメリットの一つです。

 

趣味やリフレッシュ空間として活用できる

ベランダの広さによっては、洗濯物を干すだけでなく、趣味やリフレッシュのための空間として利用することも可能です。

○ ガーデニング

○ 家庭菜園

○ 読書

○ コーヒータイム

2階からの景色が良い土地では、暮らしを豊かにする空間になる場合もあります。

 

災害時や非常時に役立つ場合がある

停電時や非常時には、物干しスペースや一時的な避難スペースとして利用できることもあります。

日常的な使用頻度は高くなくても、いざという時に役立つケースがあります。

 

ベランダを設けるデメリット

建築費用が増える

ベランダは単なる床ではありません。防水工事や排水設備、手すりなどが必要になるため、その分の建築費用がかかります。

広さや仕様によって異なりますが、数十万円単位で費用が増えることも珍しくありません。

限られた予算の中では、ベランダに費用をかける場合と、ほかの設備や性能を充実させる場合を比較する必要があります。

 

比較したい選択肢

■ 収納を増やす

■ 断熱性能を高める

■ キッチン設備を充実させる

 

メンテナンスが必要になる

ベランダで見落とされやすいのが、建築後のメンテナンスです。特に防水層は経年劣化するため、定期的な確認や手入れが必要になります。

■ 防水工事の再施工

■ 排水口の掃除

■ 手すりの点検

※注意:メンテナンスを怠ると、雨漏りの原因になることもあります。

 

使わなくなるケースがある

新築当初は使うつもりだったものの、暮らし方や洗濯方法が変わり、ベランダをほとんど利用しなくなるケースもあります。

△ 室内干しが中心になった

△ 乾燥機を導入した

△ 花粉対策で外干ししなくなった

「ほとんど使わないのに費用だけかかった」という後悔につながることがあります。

 

掃除の手間が増える

ベランダには、屋外からさまざまな汚れが入り込みます。使用頻度が低い場合でも、定期的な掃除は必要です。

■ 落ち葉

■ 砂ぼこり

■ 鳥のフン

■ 花粉

家づくりでは、建築時の使いやすさだけでなく、建てた後の手間も考慮しておきたいところです。

 

ベランダなし住宅が増えている理由

近年の注文住宅では、ベランダをなくし、その分を室内空間に活用するケースが増えています。背景には、洗濯方法や住宅性能、家族の働き方の変化があります。

 

ベランダなし住宅が選ばれる主な背景

✓ ランドリールームが人気

✓ ガス乾燥機の普及

✓ 高断熱住宅で室内干ししやすい

✓ メンテナンス費用を抑えたい

特に共働き世帯では、「昼間に洗濯物を外へ干せない」という事情もあり、室内干し中心の暮らしが増えています。

 

ベランダが向いている家庭

ベランダがあると便利な家庭には、次のような特徴があります。

○ 洗濯物を外干ししたい

○ 布団を定期的に干したい

○ ガーデニングを楽しみたい

○ 景色を楽しめる立地である

○ 洗濯動線がベランダと相性が良い

暮らしの中で具体的な使い道が明確なら、ベランダは十分価値のある設備になります。

 

ベランダがなくても困りにくい家庭

一方で、次のような家庭では、ベランダがなくても不便を感じにくいかもしれません。

■ 乾燥機を利用する予定

■ 室内干し中心にしたい

■ 共働きで日中不在が多い

■ 花粉対策を重視したい

■ メンテナンスを減らしたい

 

おすすめの考え方

こうした場合は、ベランダの代わりにランドリールームファミリークローゼットを充実させた方が、暮らしやすさにつながることもあります。

 

後悔しないために考えたいポイント

「とりあえず付ける」を避ける

ベランダは面積も費用も必要になる設備です。「付いているのが普通だから」という理由だけで採用すると、後悔につながることがあります。

覚えておきたいポイント

① 何に使うのか

② どのくらい使うのか

③ 他の方法で代用できないか

具体的な使い道と使用頻度を考えることが、後悔を避けるための重要な判断基準です。

 

洗濯動線とセットで考える

ベランダの有無は、洗濯動線に大きく影響します。ベランダだけを単独で考えるのではなく、洗濯に関わる一連の流れを整理することが大切です。

▶ 洗う

▶ 干す

▶ 取り込む

▶ しまう

この流れを考えることで、自分たちに合った選択が見えてきます。

最近は、脱衣室とランドリールームや、ランドリーとファミリークローゼットを組み合わせる間取りも人気です。

 

将来の暮らし方も想像する

現在だけでなく、10年後、20年後の暮らしも考えておきましょう。子どもの成長や働き方の変化によって、洗濯スタイルが変わることもあります。

※注意:「将来使うかもしれない」という理由だけで大きなベランダを設けるよりも、現実的な使用頻度を基準に判断する方が、後悔しにくい傾向があります。

 

まとめ|ベランダは必要かではなく「自分たちに必要か」で考える

ベランダは、すべての注文住宅に必要な設備とは限りません。一方で、洗濯物の外干しや布団干し、趣味のスペースとして活用したい家庭にとっては、暮らしを豊かにする大切な空間にもなります。

重要なのは、「ベランダが必要か不要か」を一般論で決めるのではなく、自分たちの生活に合わせて判断することです。

 

今回のポイント

 ✓ 洗濯スタイルを具体的に考える

 ✓ 家事動線との相性を確認する

 ✓ メンテナンスの考え方を整理する

 ✓ 将来の暮らし方も踏まえて判断する

 

家づくりでは、設備を増やすことよりも、自分たちの暮らしに合った選択をすることが大切です。

ベランダについても、住んでからの使い方を具体的にイメージしながら検討してみてはいかがでしょうか。

ベランダは「必要かどうか」ではなく、「自分たちの暮らしに必要かどうか」で考えましょう♪

 

 


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