エアコンの位置、間取りと一緒に考えてる?
注文住宅は室外機の位置まで考える?エアコン計画で後悔しないポイント
注文住宅の間取りを考えるとき、リビングの広さや収納、家事動線、窓の位置などはじっくり検討していても、
- エアコンをどこにつけるか
- 室外機をどこに置くか
までは考えていない方も多いのではないでしょうか。
エアコンや室外機は、家が完成してから考えればいいように思えるかもしれません。
しかし実際には、エアコンの位置は室内の快適性に関わるだけでなく、照明器具やカーテン、家具の配置、そして外に設置する室外機の位置にも関係します。
注文住宅では、間取りを考える段階からエアコンと室外機の位置までセットで検討しておくことが大切です。
今回は、後悔しない家づくりのために知っておきたい、エアコン・室外機計画のポイントをご紹介します。
エアコンは「つけられる場所」だけで決めない
エアコンを設置するとき、「この壁が空いているからここにつけよう」と考えてしまいがちです。
しかし、エアコンは設置できればどこでもいいわけではありません。
まず考えたいのが、部屋に対してどのように風を届けるかです。
一般的には、部屋の長手方向へ風を送れるような配置を検討すると、空調された空気を部屋の奥まで届けやすくなります。
もちろん、実際に適した位置は部屋の形状や広さ、断熱性能、エアコンの機種などによって変わります。
そのため、間取りに合わせて適切な位置を考えることが重要です。
また、エアコンの風がソファやベッドなどに直接当たり続ける配置になっていないかも確認したいポイントです。
エアコン計画では「どこにつけられるか」ではなく、「どこにつけると快適に使えるか」という視点が大切です。
照明やカーテンとの位置関係も確認する
エアコンの位置を決めるときには、ほかの設備との関係も考える必要があります。
例えば、照明器具。
エアコンと照明の位置関係によっては、見た目のバランスが悪くなったり、計画していた設備配置を変更する必要が出てきたりすることがあります。
そして意外と見落としやすいのがカーテンです。
窓の上部にはカーテンレールなどを取り付けるスペースが必要になるため、窓とエアコンの位置が近い場合には注意が必要です。
注文住宅では、間取り、窓、照明、カーテン、エアコンを別々に考えるのではなく、同じ空間の中でバランスよく配置していくことが重要です。
エアコンの位置を決めると室外機の位置も決まってくる
室内のエアコンと屋外の室外機は配管などでつながります。
そのため、エアコンの位置を考えるときには、同時に「室外機をどこに置くのか」も考える必要があります。
室内側だけを見てエアコンの場所を決めてしまうと、後になって室外機の置き場所に困るケースがあります。
例えば、室外機が玄関のすぐ横に来てしまう場合。
機能上設置できたとしても、家に入るときに室外機が目立ち、せっかくこだわった外観の印象に影響してしまうことがあります。
また、室外機は将来の点検や交換なども必要になる設備です。
室外機は「置ければいい」のではなく、外観や動線、メンテナンスまで考えて配置することがポイントです。
注意したい「2階の真ん中の部屋」
室外機計画で特に注意したいのが、2階に複数の個室を並べる間取りです。
例えば、2階に3つの個室が横並びになっているケースを考えてみましょう。
両端の部屋は建物の外側に位置するため、2方向が外壁に面するような間取りであれば、エアコンや室外機の位置を比較的検討しやすくなります。
では、真ん中の部屋はどうでしょうか。
左右を別の部屋に挟まれているため、外部に面する方向が限られます。
室内ではエアコンを設置できそうに見えても、実際に室外機まで考えると、
- 室外機はどこに置く?
- 配管はどこを通す?
- 外観から見たときにどう見える?
といった問題が出てくる可能性があります。
だからこそ、2階の間取りを考える段階からエアコンと室外機の位置を想定しておくことが重要です。
特に個室が並ぶ間取りでは、「真ん中の部屋の室外機をどこに置くか」まで確認しておくと、完成後の後悔を減らしやすくなります。
室外機は家の外観にも影響する
注文住宅では、外壁の色や素材、玄関まわり、窓の配置など、外観デザインにもこだわる方が多いと思います。
そこで忘れたくないのが、設備も完成後の外観の一部になるということです。
エアコンの室外機をはじめ、給湯設備や雨樋など、実際の住宅にはさまざまな設備が取り付けられます。
図面上ではきれいな外観だったのに、完成してみたら玄関まわりに設備が集中してしまった、ということはできるだけ避けたいところです。
室外機を目立ちにくい場所へ配置できるか、日常生活の邪魔にならないかなど、設計段階で確認しておきましょう。
「間取り+設備」で考えることが後悔しない家づくりにつながる
家づくりでは、どうしても間取りそのものに目が向きます。
- リビングを広くしたい
- 家事動線を短くしたい
- 収納を増やしたい
- 子ども部屋を3部屋並べたい
こうした希望はもちろん大切です。
しかし、実際に暮らし始めればエアコンや照明、カーテンなど、さまざまな設備を使います。
そのため、図面上できれいに部屋が配置されているだけでは、暮らしやすい家になるとは限りません。
後悔しない家づくりでは、間取りを考える段階から「実際にどんな設備を、どこにつけるのか」まで想像しておくことが大切です。
まとめ|室外機まで考えて間取りを計画しよう
注文住宅では、エアコンや室外機の位置も設計段階から考えておきたいポイントです。
エアコンの風をどの方向へ流すのか、人に直接当たりすぎないか、照明やカーテンと干渉しないか。
そして、そのエアコンに対して室外機をどこへ置くのか。
特に2階に個室が並ぶ間取りでは、真ん中の部屋の室外機配置が難しくなることもあります。
さらに玄関横など目立つ位置に室外機が来ると、外観の印象にも影響します。
間取りだけではなく、エアコン・室外機・照明・カーテンなど、暮らしに必要な設備まで含めて設計することが、住んでから「こうしておけばよかった」を減らすポイントです。
注文住宅を検討している方は、間取り図を見るときに「エアコンはどこ?」「室外機はどこ?」という視点も加えてみてください。