【廊下を減らし、収納を増やした32坪の平屋】Part1 32坪弱で叶える無駄のない平屋

 

家族4人にちょうどいい、約32坪弱の平屋の間取り

今回ご紹介するのは、家族4人で暮らすために計画された約32坪弱の平屋です。

注文住宅を考えるうえで大切なのは、ただ広い家をつくることではなく、限られた面積の中でどれだけ暮らしやすく、無駄の少ない間取りにできるかという点です。

この住まいでは、合理的な間取りをテーマに、廊下をできるだけ少なくし、その分を収納や生活スペースに活かす計画がされています。

平屋はワンフロアで生活が完結するため、家事動線や生活動線を整えやすい一方で、間取りのつくり方によっては廊下が長くなったり、収納が不足したりすることもあります。

そのため、家づくりの初期段階から「どこに何をしまうのか」「家族がどのように移動するのか」を考えることが、後悔しない家づくりにつながります。

 

廊下を減らして収納を増やす考え方

 

今回の平屋では、無駄な廊下を少なくすることを重視しています。

廊下は部屋と部屋をつなぐために必要な空間ですが、長くなりすぎると居住スペースや収納スペースを圧迫してしまいます。

特に家族4人で暮らす場合、衣類、日用品、掃除道具、季節用品、食品ストックなど、収納したい物は想像以上に多くなります。

間取りを考える際に収納量をしっかり確保しておくことで、暮らし始めてから部屋が散らかりにくくなり、日々の片付けも楽になります。

「広く見える家」だけでなく、「物の置き場所が決まっている家」にすることが、長く快適に暮らすための大切なポイントです。

 

南側の窓はすべて掃出し窓でなくてもいい

 

家づくりでは「南側には大きな掃出し窓」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

確かに南側の窓は光を取り入れやすく、明るいLDKをつくるうえで重要です。

しかし、現在の暮らしでは昔のように室内のほこりを外へ掃き出す機会は少なく、掃除機を使う家庭がほとんどです。

そのため、南側だからといって必ずしもすべて掃出し窓にする必要はありません。

あえて壁を一部残すことで、家具や収納を置きやすくなります。

また、外からの視線をやわらげたり、防犯面で安心感が生まれたりするメリットもあります。

今回の住まいでも、南側と東側に窓を設けることで、1日を通して明るい空間になるよう設計されています。

採光を確保しながら、暮らしやすさや安全性も考えた窓計画になっています。

 

ダイニングからデッキへつながる計画

 

ダイニングスペースには掃出し窓を設け、そこから外のデッキへ出られる計画になっています。

すべての窓を大きくするのではなく、「外に出る場所」を明確に決めることで、使いやすく無駄のない間取りになります。

デッキとダイニングがつながると、洗濯物を干したり、外でくつろいだり、子どもが遊ぶ様子を見守ったりと、暮らしの幅が広がります。

平屋ならではの内と外のつながりを楽しめる設計です。

 

人気のグレーキッチンで落ち着いた空間に

 

キッチンは、最近人気の高いグレーを採用しています。

グレーは落ち着いた印象があり、木目や白、黒などのインテリアとも合わせやすい色です。

注文住宅では、間取りだけでなく色や素材選びも大切です。

キッチンは毎日使う場所だからこそ、見た目の好みと使いやすさの両方を考えて選ぶことが重要です。

また、ダイニングテーブル上の照明については、ペンダントライトを提案することもありますが、今回は「すっきり見せたい」という希望からダウンライトのみで計画されています。

照明計画も、空間の印象を大きく左右するポイントです。

 

冷蔵庫・冷凍庫・乾太くんは計画段階で考える

 

最近は、冷蔵庫とは別に冷凍庫を置くご家庭が増えています。

まとめ買いや作り置き、冷凍食品のストックなど、暮らし方の変化によって冷凍庫の需要が高まっているためです。

ただし、冷凍庫は後から置こうとするとスペースに困ることがあります。

冷蔵庫と冷凍庫を横並びで使うのか、パントリー近くに置くのか、キッチンの動線上に配置するのかを、家づくりの段階で考えておくことが大切です。

同じように、ガス衣類乾燥機の「乾太くん」も、設置場所や配管、洗濯動線を事前に検討しておく必要があります。

暮らし始めてから「置く場所がなかった」とならないよう、使いたい設備は早めに相談しておくと安心です。

 

まとめ

 

約32坪弱の平屋でも、間取りの工夫次第で家族4人が快適に暮らせる住まいになります。

廊下を減らして収納を増やすこと、南側の窓を必要以上に大きくしすぎないこと、冷蔵庫や冷凍庫、乾太くんなどの設備を事前に考えておくことが、後悔しない家づくりのポイントです。

注文住宅は、家族の暮らし方に合わせて一つひとつ計画できるのが大きな魅力です。

私たちは、見た目のデザインだけでなく、毎日の家事動線、収納計画、土地選び、住宅ローンまで含めて、長く安心して暮らせる住まいづくりを大切にしています。