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リタイア後の平屋づくりで気をつけたい5つのこと

公開日:2025/12/15(月) 更新日:2025/12/11(木) 家づくりコラム

定年退職や子育てのひと段落を機に、“これからの人生をゆったりと暮らす住まい”として平屋を選ばれる方が増えています。

しかし、ただ平屋にすれば良いというわけではありません。年齢を重ねてからの家づくりだからこそ、将来を見据えた視点と細やかな設計が必要です。

この記事では、リタイア後に後悔しない平屋を建てるために気をつけたい5つのポイントを、暮らしやすさ・安心・メンテナンス・自然素材との相性など多角的にお伝えします。

 

将来の体の変化を見据えた間取りにする

平屋は階段がない分、足腰への負担が少なく、バリアフリーにしやすいのが大きなメリットです。

ただし、それでも廊下の幅、段差、トイレや浴室の配置などを考慮しないと、高齢になってから不便を感じることも。

■ チェックポイント

 - 廊下やドア幅は車椅子でも通れる広さに

 - トイレや寝室は将来的に介助がしやすい位置に

 - お風呂や洗面所に手すりを設置できるスペースを確保

 - 段差をなくしたフラット設計でつまずき予防

「今は元気だから大丈夫」と思っていても、“いざという時に安心できる設計”を取り入れておくことで、住まいの価値がぐんと高まります。

 

家事がラクになる動線計画を

リタイア後は自宅で過ごす時間が長くなる分、毎日の家事が快適にできることが暮らしの満足度を左右します。

特にキッチン、洗濯、掃除といった日常動線は、距離が短く、回遊できる形にするととてもラクです。

■ 動線の工夫例

 - キッチン~洗面~物干し場を一直線に

 - 布団干しやゴミ出しがラクになる勝手口やテラスの配置

 - 玄関からリビング、トイレ、寝室への動線はシンプルで短く

注文住宅なら、暮らし方に合わせた動線を自由に設計できるのが大きな魅力。設計段階でしっかり家事の流れを想定しておきましょう。

 

掃除・維持管理がしやすい素材と設計を選ぶ

年齢を重ねるにつれて、掃除やメンテナンスの負担はできるだけ少なくしたいもの。

自然素材を使いたい場合も、選び方や使い方でメンテナンス性と快適性を両立させることができます。

■ おすすめの自然素材と工夫

 - 無垢フローリング:汚れや傷に強い樹種を選ぶ、表面仕上げにこだわる

 - 漆喰や珪藻土の壁:調湿効果があり、においやカビの抑制にも◎

 - 掃除しやすい水回り設備:汚れが付きにくい加工や手入れのしやすさを重視

また、外壁や屋根、窓サッシの素材も将来の修繕コストに影響するため、初期コストだけでなく“長く住み続ける視点”で素材選びをすることが大切です。

 

プライバシーと日当たりを両立した設計に

平屋はすべての部屋が1階に集まるため、周囲からの視線や防犯面が気になることもあります。しかし同時に、採光や風通しの良さは平屋の大きな魅力

■ 設計の工夫例

 - 中庭(パティオ)を設けて、視線を遮りながら明るさを確保

 - 高窓や地窓を活用して、外からの視線を避けつつ採光

 - 道路側には収納や水回りを配置し、生活空間は内側へ

自然素材の家との相性を考えると、通風と調湿を活かせる窓設計や断熱性能とのバランスも重要なポイントになります。

 

暮らしの変化に対応できる“可変性”を備える

リタイア後の生活は、今後の家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる住まいであることが望ましいです。

■ こんな備えがおすすめ

 - 子どもや孫が泊まりに来られるよう“仕切れる和室”や“ゲストルーム”を用意

 - 将来、介護が必要になった場合の同居スペースを想定した設計

 - 一人時間を楽しめる書斎や趣味スペースの確保

また、「子どもが独立したら部屋が余る」という声も多いため、使わない部屋を収納や趣味に活かせる工夫も注文住宅ならではの発想です。

 

まとめ|これからの人生を心地よく過ごすための平屋づくり

リタイア後の住まいづくりで大切なのは、“今の自分”だけでなく“これからの暮らし”を見据えた計画を立てることです。

平屋は階段がなく、自然素材とも相性がよく、家族とのつながりも感じやすい理想的な住まい方。

ただし、快適さや安全性を保つためには、設計段階での細やかな配慮が必要不可欠です。

私たちは、お一人おひとりのこれからの暮らしに寄り添い、後悔のない平屋づくりをサポートいたします。

お悩み中の方はぜひお気軽にご相談くださいね。

 

  


 

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