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ZEH(ゼロエネルギーハウス)とは?メリット・デメリットを解説

公開日:2025/06/03(火) 更新日:2025/06/04(水) 家づくりコラム
近年、住宅業界で注目されているZEH(ゼロエネルギーハウス)」をご存じでしょうか?省エネ性能を高め、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用することで、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにする住宅のことを指します。

 

 

今回は、ZEHの基本的な仕組み、メリット・デメリット、さらに三重県でZEHを建てる際のポイントや補助金制度について詳しく解説していきます。

 

 

1. ZEH(ゼロエネルギーハウス)とは?

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅のエネルギー消費量を減らし、再生可能エネルギーによる創エネを組み合わせることで、年間の一次エネルギー消費量をゼロにすることを目指した住宅のことです。

ZEHの基本構成要素は以下の3つです。

  • 省エネ(高断熱・高効率設備の導入)
  • 創エネ(太陽光発電や蓄電池の活用)
  • エネルギーマネジメントHEMSなどによる効率的なエネルギー制御)

政府もZEHの普及を推進しており、ZEH仕様の住宅を建てることで補助金が受けられる制度もあります。

 

2. ZEHのメリット

省エネで光熱費を削減できる

ZEH住宅は、高断熱仕様や高効率設備を採用することで、エネルギー消費量を大幅に削減できます。また、太陽光発電システムを導入することで、日中の電力を自家発電し、余剰電力を売電することも可能です。

 

快適な室内環境を維持できる

高気密・高断熱住宅のため、外気温の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を実現できます。また、24時間換気システムと組み合わせることで、空気の質も向上が期待できます。

 

停電時にも電力を確保できる

蓄電池を導入することで、万が一の停電時でも電力を確保できます。災害時の備えとしても有効です。

 

補助金の対象になる

国や自治体が推奨するZEH住宅には、補助金制度が設けられています。補助金を活用することで、初期費用の負担を軽減できます。

 

3. ZEHのデメリット

初期費用が高い

ZEH住宅を建てるためには、高断熱仕様や太陽光発電、蓄電池などの設備投資が必要になります。そのため、一般的な住宅と比較して初期費用が高くなりがちです。

 

設備のメンテナンスコストがかかる

太陽光発電や蓄電池などの設備は定期的なメンテナンスが必要です。また、長期的に見ると設備の交換が発生する可能性があり、そのコストも考慮する必要があります。

 

立地や気候による影響を受ける

太陽光発電の発電量は、立地や気候条件に左右されます。三重県の場合、比較的日射量が多いエリアでは発電効果が期待できますが、周囲の建物の影響を受ける可能性もあります。

 

4. 三重県でZEHを建てる際のポイント

三重県の気候に適した断熱仕様を選ぶ

三重県は比較的温暖な地域のため、北海道や東北地方ほどの高い断熱性能を求める必要は無いとも言えます。

断熱材の性能や窓の仕様を地域の気候に合わせて選ぶことで、コストを抑えながら快適な住環境を実現できます。

 

太陽光発電の活用

三重県は全国的に見ても日照時間が長いエリアのため、太陽光発電の導入メリットが大きい地域です。適切な設置角度や配置を考慮することで、より効率的に発電が可能になります。

 

ZEH補助金の活用

三重県でも、国のZEH補助金に加えて自治体独自の支援制度が用意されている場合があります。最新の補助金情報をチェックし、活用できる制度を最大限に利用しましょう。

 

5. まとめ

ZEH(ゼロエネルギーハウス)は、省エネ性能と再生可能エネルギーを組み合わせることで、光熱費の削減や快適な住環境を実現できる住宅です。しかし、初期費用やメンテナンスコスト、立地条件による影響などのデメリットもあります。

三重県でZEHを建てる場合、

  • 地域の気候に適した断熱仕様を選ぶ
  • 日射量を活かして太陽光発電を活用する
  • 補助金制度を活用してコストを抑える

といった工夫をすることで、より効果的にZEHを取り入れることが可能です。

 

ZEHに興味がある方は、信頼できる工務店や設計士と相談しながら、自分たちに最適な家づくりを検討してみてください。

 

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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