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植物と共に育つ家。自然素材で叶える、やさしい暮らし

公開日:2025/11/19(水) 更新日:2025/11/19(水) 家づくりコラム

今回は植物と一緒に育つ家づくりについて、解説させて頂きます。

忙しい日々の中で、自然に癒される暮らしが求められるようになっています。

そんな中で注目されているのが、植物と共に成長していく家

 

この記事では、自然素材を活かした植物と共に育つ家の魅力や、設計のポイント、地域性との相性、さらにシンボルツリーの選び方や暮らしへのメリット・デメリットについてもご紹介していきます。

 

植物と暮らす家の魅力とは?

植物のある暮らしには、視覚的な癒し以上の価値があります。室内に観葉植物や小さな庭を取り入れることで、

 - 空気の浄化作用

 - 湿度の調整

 - 心のリラックス効果

といった健やかな住環境を育む効果が期待できます。

さらに植物の世話を通じて、季節の変化を感じたり、家族との会話が生まれたりと、日々の暮らしに豊かな時間をもたらしてくれます。

 

自然素材×グリーンの相性が抜群な理由

自然素材で建てた家は、植物との相性がとても良いです。たとえば、

 - 無垢材の床は、木の温もりが植物の緑と調和し、室内全体にやさしい雰囲気をもたらします。

 - 珪藻土の壁は調湿性が高く、植物にとっても過ごしやすい環境を整えてくれます。

自然素材は、呼吸する素材とも言われ、まるで植物のように空気と共に生きているかのような性質があります。そのため、室内に植物を置いたときに、空間全体が穏やかに調和するのです。

 

シンボルツリーのある暮らし

庭やアプローチに一本、象徴的な木を植える「シンボルツリー」は、家族と共に時を刻む大切な存在になります。

 - 春に花が咲くハナミズキやヤマボウシ

 - 紅葉が楽しめるモミジやイロハカエデ

 - 常緑で手入れがしやすいソヨゴやシマトネリコ

などが人気です。

シンボルツリーは、四季を感じさせてくれるだけでなく、子どもの成長と重ねて写真を撮ったり、家族の記念樹として植えることで、思い出と共に育っていきます。

 

気候と植物のある暮らし

三重県は、比較的温暖で湿度の高い地域。植物にとっては生育しやすい環境ですが、室内に湿気がこもるとカビや劣化の原因にもなり得ます。

そこで、自然素材を活用した注文住宅では、断熱や調湿に配慮した設計が重要になります。たとえば、

 - 通気性の高い構造材

 - 高断熱な窓や壁

 - 日当たりを計算した間取り

これらを組み合わせることで、植物も人も快適に過ごせる空間が実現できます。

また、外構や植栽計画においても、地元の風土に合った在来種や乾燥に強い植物を取り入れることで、メンテナンスの手間を減らしつつ、四季の変化を楽しむことができます。

 

設計段階で考えたい「植物と共に育つ間取り」

植物と一緒に暮らす家を考えるうえで、間取りの工夫も大切です。

 - 吹き抜けを設けて自然光をたっぷり取り入れる

 - 中庭を囲むように部屋を配置して、どこからでも緑が見える設計にする

 - 窓辺にプランター用スペースや棚を設ける

といった工夫によって、暮らしの中に自然と植物が溶け込む住まいになります。

また、リビングの一角にグリーンウォール(壁面緑化)を設けたり、ダイニングの天井から吊り植物を楽しむなど、家族のライフスタイルに合った提案も可能です。

 

メンテナンスも楽しみに変える暮らし方

植物のある家では、「手入れが大変そう」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、住まいに取り入れる植物を選ぶ段階で、

 - 育てやすく丈夫な品種を選ぶ

 - 自動給水機能付きプランターを活用する

 - 一緒に暮らす家族で当番制にする

といった工夫をすれば、メンテナンスはそれほど負担にはなりません。

むしろ、朝の水やりや葉の手入れが暮らしのリズムを整える時間になったり、家族のコミュニケーションのきっかけになったりと、楽しみのひとつになることが多いのです。

 

向いている方・向いていない方、メリットとデメリット

■ 向いている方:

 - 自然や季節の変化を楽しみたい

 - メンテナンスも暮らしの一部として楽しめる

 - 家族で何かを育てる時間を大切にしたい

■ 向いていないかもしれない方:

 - 忙しくて植物の世話が難しいと感じる

 - 虫や花粉に敏感でアレルギーが心配

 - 見た目の変化よりもシンプルな空間を好む

■ メリット:

 - 視覚的にも心地よい空間が作れる

 - 室内の空気環境が整う

 - 子どもやペットにもやさしい環境になる

■ デメリット:

 - 定期的な水やり・手入れが必要

 - 種類によっては虫がつくこともある

 - 成長に応じた剪定や鉢替えの手間

※注意:無理なく楽しめる範囲で取り入れることが、長く心地よく続けるポイントになります。

 

植物と共に時を重ねる暮らしが、家族の物語になる

植物は、一緒に暮らす中で成長していきます。最初は小さな鉢植えだったグリーンが、数年後には部屋の主役になることも。

家族とともに植物が育ち、季節を感じ、時間を重ねていく——。

家づくりを検討されている方は、ぜひ「植物と共に育つ家」という選択肢も、住まいづくりの参考にしてみてください。

 

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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