僕はどちらかというと食いしん坊な方で、ジャンルレスに色々な食べ物屋さん、調味料などに人一倍強い関心を持っていると言ってもあながち間違っていないと思います。
ただ、悲しいかな年齢もあり、食べたくてもそれほど量が食べられなくなってきているのも事実で、昔だったらもっと食べれたのになぁ、と思うことも最近多く、歯がゆい思いをしているのも事実だったりします。
家づくりに関わる仕事をさせてもらって感じることのひとつで、これは例えが不謹慎かもしれませんが、お施主様に拠り所謂『お腹いっぱい』の状態って色々あるなぁということなんです。
どういうことかと申しますと、弊社ですが、打合せ回数は基本決めておらず家づくりに取り組ませて頂いております。
また当然ながら、打合せ時にはどのお施主様にも同じように接しさせて頂いておりますが、凄いスピードで判断されるお施主様も居られれば、細部まで確認しご自身で咀嚼し納得できるまで家の仕様を確定されない方も居られます。
これはどちらが良いとか、そう言うことでは無く、『どこで満足するか?』みたいなことだと考えており、例えば同じ料理が並んでお茶碗一杯のご飯で満腹の方も居られれば、お茶碗なら何杯かお替りしたい方も居られれば、そもそもドンブリで食べないと満腹でないという方も居られると思いますし、お茶碗一杯でも食べかねるという方も居られるかもしれません。
ご飯を家づくりに置き換えますと、満腹と言う充分満足の状態がどんな風か?ということがお施主様ごとに異なるはずと考えており、きちんとそのお施主様の満腹状態で事が進んでいるかに配慮させて頂きつつも、ただしそのお施主様ごと其々に物事を決める時の前提が異なるから、打合せが始まらないと、そのお施主様に取ってどんなパースが最適なのか分からない部分もあるのですが、折角の家づくりをするのに、自分(お施主様)のペースでなく、建築会社都合で打合せ回数に制限があったり、お施主様がきちんと納得する前に決めさせられた感が残ってしまうのは、少なくとも弊社で家づくりを決意頂いたお施主様におかれては避けたいと思っており、出来るだけ納得感を持って、様々な部分を決定頂けると嬉しいなぁと考えております。
ですので、驚きの数回レベルで全ての仕様をお決め頂けた方も居られれば、間取り確定後細かなチューニングのような取り組みを頂き、毎週のように打合せをご希望頂く方もあり、ホント何が正解ということは無いのだと思いますが、お施主様ごとの家づくりにおけるお腹いっぱいの充分納得頂けるところまでやり込んでいくことも注文住宅ならではの醍醐味と言えるのではないかと思い、家づくりに取り組ませて頂いております。
お腹いっぱいの家づくり、折角だからホントそのようにお施主様にお感じ頂きたいなぁ、そうであって欲しいなぁ、そんなことを常日頃考えております。
