今回は、注文住宅を建てるために欠かせない『資金計画』の立て方について解説させて頂きます。
「家を建てたいけれど、いくらまで出せるのか分からない」「自己資金はどのくらい用意すればいい?」そんな不安を抱えたまま住宅展示場を訪れても、具体的な話が進みにくいものです。
実際に後悔しない家づくりを進めている方の多くは、最初の段階で『資金の見える化』をしているのです。
この記事では、「自己資金」と「借り入れ可能額」という2つの軸から、注文住宅にかかる予算のシミュレーション方法を丁寧にご紹介します。
将来の家計も見据えた、安心できる予算計画の第一歩として、ぜひ参考にしてください。
なぜ最初に予算を決めるべきなのか?
住宅は人生の中でもっとも大きな買い物。自由設計が魅力の注文住宅だからこそ、ついあれこれと希望を詰め込みたくなりますが、「お金の見通しがないまま進めてしまう」と、後から資金不足に悩まされることになりかねません。
■ 予算を最初に固めることで…
- プランの方向性が明確になる
- 土地選びの基準ができる
- 不安なく家づくりを楽しめる
つまり、予算シミュレーションは、理想の家づくりを成功させる最初の一歩なのです。
自己資金とは?いくら用意するのが理想?
自己資金とは、住宅ローンに頼らず自分たちで用意できるお金のこと。現金預金だけでなく、親からの援助や保険の解約金、ボーナスなども含まれます。
■ 一般的に言われる目安:
- 建築費の20%前後
- 少なくとも諸費用+頭金に充てられる金額
たとえば建物+土地で総額3,000万円の家を考える場合:
■ 資金配分例:
- 自己資金(頭金+諸費用):約600〜800万円
- 借入予定額(住宅ローン):約2,200〜2,400万円
※注意:手持ち資金すべてを使い切るのは危険です。引越しや家具・家電の購入費、予備費などを残しておきましょう。
借り入れ可能額の目安を知るには?
次に気になるのが、「自分たちはいくら借りられるのか?」という点です。これは収入・支出・借入状況・勤務形態などによって異なりますが、まずは次の方法でおおよその目安を把握できます。
■ 【計算式】年収からの目安:
- 借入可能額 = 年収 × 5〜7倍(※返済負担率により変動)
たとえば:
- 年収400万円 × 6倍 → 約2,400万円
- 年収600万円 × 7倍 → 約4,200万円
これはあくまで「借りられる上限」の目安です。
※注意:重要なのは「無理なく返せる金額」であること。
月々の返済額から考える「現実的な借入額」
住宅ローンの返済で家計が圧迫されないためには、「年収に対する返済比率(返済負担率)」を意識しましょう。
■ 推奨される返済比率:
- 年収400万円未満:25%以下
- 年収400万円以上:30%以下
例:年収500万円 → 月々の返済は 500万円 × 0.3 ÷ 12 ≒ 約12.5万円が上限
→ 12.5万円/月で35年返済(1.0%金利)の場合:借入可能額は約3,800万円
ただし、以下も含めて現実的なシミュレーションが必要です。
■ チェックポイント:
- 車や教育ローンなど、他の借入はあるか?
- 子どもの教育費や将来の生活費は?
- ボーナス払いを使うか?共働きを続けるか?
【シミュレーション例】年収500万円・自己資金300万円のケース
家づくり予算モデル
■ 資金内訳:
- 自己資金:300万円
- 月々返済12万円×35年(借入額):約3,600万円
- 合計予算:3,900万円
■ 内訳配分例:
- 土地代:1,200万円
- 建物費用(自然素材仕様):2,200万円
- 諸費用・引越し費用など:500万円
無理のない範囲で自然素材の家づくりが実現できます。
資金計画は「家計全体」で考えるのがコツ
資金計画では、住宅ローンの返済だけでなく、家族の将来設計と日常生活の支出も含めてバランスを取ることが重要です。
■ 想定すべきライフイベント:
- 教育費は何年後にどれだけかかる?
- 車の買い替え時期は?
- 両親の介護や二世帯の可能性は?
「今の家計で毎月いくら払えるのか」をリアルに算出することが、“建てたあとも安心できる家づくり”につながります。
地元工務店ならではの、親身な資金相談
三重県のように地域性が色濃く出る土地では、地元の工務店が持つ価格相場やローン提携の情報が非常に役立ちます。
■ 地元工務店のサポート例:
- 土地+建物のトータル提案
- 銀行や信金とのローン相談サポート
- 補助金・減税制度の活用アドバイス
※「お金のことが心配で前に進めない」方こそ、地域密着の工務店に相談してみるのがおすすめです。
まとめ:「予算の把握」こそ、後悔しない家づくりの第一歩
理想のマイホームを手に入れるには、間取りやデザイン以上に「現実的な予算を知ること」がカギを握っています。
■ 資金計画のポイント:
- 自己資金は使いすぎず、予備費も確保
- 借入額は「返せる金額」でシミュレーション
- 家計や将来設計と照らし合わせて無理なく進める
まずは、この記事を参考に、ご自身の「資金の見える化」から始めてみてください。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

日々の現場で実際に起きている「お客様の悩み」と「その解決事例」を元に、家づくりの様々なトピックをわかりやすく解説しています。
より深く家づくりを理解されたい方におすすめの限定ページにご招待します。
