今回は「外構は後でではなく、最初に考えるべき理由」について、解説させて頂きます。
マイホームを建てる際、「まずは建物を優先して、外構は後から考えればいい」と思っていませんか?

しかし実際には、外構計画を後回しにしたことで、暮らしづらさや追加費用に悩まされるケースが少なくありません。
この記事では、家づくりの初期段階から外構を一体で考えるべき理由と、計画時に押さえておきたいポイントについてご紹介します。
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▼ 目次
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外構を“後回し”にすることで起こりやすい後悔とは?
外構を後回しにしてしまった方の多くが、「もっと早く考えておけばよかった」と感じています。具体的には、以下のような後悔が多く見られます。
■ よくある後悔の例:
- 駐車スペースが狭い・停めにくい
- 門柱やポストの位置が動線と合わない
- ゴミ置き場や物置のスペースが足りない
- 隣地との境界トラブルやプライバシー不足
建物が完成してから「この場所に車を停めたら玄関が遠い」「外から室内が丸見え」と気づいても、構造上の制約から思い通りに修正できないことが多いのです。
なぜ外構は「最初に考える」べきなのか?
外構計画は、単なる“後付けのデザイン”ではなく、建物の配置・間取りと密接に関係する空間設計の一部です。
■ 関連する要素:
- 建物の玄関・勝手口・窓の位置
- 水道・排水・電気などのインフラ配置
- 敷地の高低差や境界の状況
これらを踏まえて外構を設計しないと、排水がうまくいかなかったり、駐車スペースに無理が出たりするリスクが高まります。
また、照明やインターホン、屋外コンセントなども、建物と連動して計画すべき設備です。後から外構業者だけで施工しようとすると、配線や配管が露出してしまい、見た目もメンテナンス性も損なわれます。
建物と外構を一体で考えることで得られるメリット
■ メリット1:デザインの統一感が生まれる
- 家の外観と調和したアプローチ・門柱・植栽計画が可能
■ メリット2:生活動線がスムーズになる
- ゴミ出し・洗濯干し・自転車置き場など、日常の流れが考慮された配置に
■ メリット3:予算管理がしやすい
- 建築費と外構費をトータルで見積もることで、後からの出費を抑えられる
外構が暮らしやすさに直結する空間であることを考えると、家づくりの初期段階から外構も含めて計画することは、住まい全体の完成度を高める重要なプロセスと言えます。
こんなところにも注意!外構で見落とされがちなポイント
外構計画では、見た目だけでなく、実用性と安全性も重視する必要があります。
■ チェックすべきポイント:
- 玄関アプローチと雨の日の足元:滑りにくい素材・傾斜設計・屋根の有無
- ポストや宅配ボックスの配置:通りからの視線と利便性のバランス
- 植栽の管理:手入れのしやすさ、落ち葉や虫のリスクへの配慮
- お子様やペットの安全性:道路との距離、フェンスの高さや素材
こうした細部まで配慮することで、長く安心して暮らせる外まわりが完成します。
外構は「家の顔」でもあり「暮らしの延長線」でもある
外構は単なる“外側の空間”ではなく、家の印象を左右する大切な要素であり、家の中と同じように毎日使う場所です。
■ 外構の活用例:
- 植栽や照明によって、昼と夜で異なる表情を演出
- デッキやテラスを設ければ“屋外リビング”として活用
- フェンスや目隠しの設計で、プライバシーと開放感の両立
また、外構に力を入れることで、防犯性や資産価値の向上にもつながります。
敷地全体を活かす外構は、暮らしの豊かさを支える“縁の下の力持ち”のような存在です。
地元工務店だからこそできる、外構まで見据えた家づくり
外構計画を建物と一体で進めるには、設計者・現場監督・外構業者の連携が不可欠です。
■ 地域密着型工務店の強み:
- 三重県の気候や土地の特性に合った舗装や植栽の提案
- 豪雨対策・雪対策など、地域ならではのノウハウ
- 建物と外構をセットで考えたコーディネート提案
建物と同じように、外構も“暮らしを形づくる大切な空間”です。最初からトータルで考えることで、後悔のない家づくりが実現します。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。
