【照明選びで後悔しないために】ダウンライト vs シーリングライト、どっちが正解?それぞれの特徴と選び方を徹底解説
新しい住まいをつくるとき、間取りや素材、設備にはじっくり時間をかける方が多いですが、意外と見落とされがちなのが“照明計画”です。
特に多くの方が悩むのが「ダウンライトにするべき?それともシーリングライトの方がいい?」という選択。

今回は、ダウンライトとシーリングライトの違い、それぞれのメリット・デメリット、そして後悔しない選び方について、家づくりを検討している方に向けて、解説させて頂きます。
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▼ 目次
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ダウンライトとシーリングライトの違い
まずは基本的な違いを整理しておきましょう。
■ ダウンライト
- 天井に埋め込んで設置する照明
- 空間がすっきり見える
- 配線・施工の自由度はやや低め
■ シーリングライト
- 天井に直接取り付けるタイプの主照明
- 明るさが広がりやすく、設置や交換が簡単
- デザインによって部屋の雰囲気に影響を与える
どちらも住宅照明の代表格ですが、用途や部屋の目的に応じて向き不向きがあります。
ダウンライトのメリット・デメリット
◎ メリット
- 天井面がフラットで圧迫感がない
- 複数個所に分散して配置できる
- スタイリッシュで現代的な印象に
- 間接照明と組み合わせやすい
△ デメリット
- 明るさを確保するには複数個必要
- 配線計画が複雑で設計段階からの検討が必要
- 電球交換がやや手間(LEDなら長寿命)
自然素材の家や無垢材の天井には、余計な主張をしないダウンライトがよくなじみます。
シーリングライトのメリット・デメリット
◎ メリット
- 1台で部屋全体を明るくできる
- 設置・交換が簡単
- 引越し後でも取り付けしやすい
- 照明器具としてのデザインが豊富
△ デメリット
- 器具自体の存在感が強くなる
- 部屋の中心が明るくなりすぎることも
- 天井の高さによっては圧迫感を感じやすい
特に天井が低めの部屋やコンパクトな空間では、圧迫感に注意が必要です。
比較表で違いをチェック
■ デザイン性:
- ダウンライト:◎ スッキリ・現代的
- シーリングライト:△ 存在感が強い
■ 明るさ:
- ダウンライト:△ 複数設置が前提
- シーリングライト:◎ 1台でカバー可能
■ 空間の広がり:
- ダウンライト:◎ 圧迫感なし
- シーリングライト:△ 圧迫感が出やすい
■ メンテナンス性:
- ダウンライト:△ やや手間
- シーリングライト:◎ 簡単に交換可能
■ 設計の自由度:
- ダウンライト:△ 要事前検討
- シーリングライト:◎ 後付けしやすい
部屋別・おすすめ照明選び
■ リビング・ダイニング
- 複数のダウンライト+間接照明でくつろぎと明るさの両立
■ 寝室
- やさしい光のシーリングライトや調光可能なダウンライトがおすすめ
■ 子ども部屋
- シーリングライト+勉強用デスクライトで視認性重視
■ キッチン
- ダウンライト+手元灯で作業効率アップ
自然素材の家と照明の関係
無垢材、漆喰、珪藻土など、自然素材をふんだんに使った家では、“光の当たり方”が素材の表情に直結します。
■ たとえば:
- ダウンライトで天井面をすっきり見せることで、梁や天井の木目が美しく見える
- シーリングライトの光が強すぎると、素材の陰影が飛んでしまうことも
照明はインテリアの一部と捉えて、素材や空間とのバランスを考えることが大切です。
よくある失敗とその回避策
■ ダウンライトだけにしてしまい暗い部屋に
- 間接照明やフロアライトなどを併用して“面で照らす”工夫を
■ シーリングライトが目立ちすぎて違和感
- 天井の色や部屋のトーンに合った器具を選ぶことで馴染ませる
■ 電球の色味が空間に合わない
- 電球色・温白色・昼白色の使い分けを照明計画時に確認する
まとめ|暮らしに合った照明選びを
「ダウンライトとシーリングライト、どっちが正解?」の答えは、“暮らし方”によって異なるのが正直なところです。
■ ポイント:
- 空間に溶け込むデザインならダウンライト
- 明るさと実用性ならシーリングライト
- 自然素材の家なら光の質も重視して選びたい
注文住宅をご検討中の方は、照明もインテリアの一部と捉え、設計段階からじっくり検討することをおすすめします。
照明の実例を見てみたい方は、ぜひ見学会や無料相談会へご参加ください。
三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。
