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【寝室づくりに迷ったら】「暗さ」よりも「落ち着き」を重視する照明計画とは?

公開日:2025/06/18(水) 更新日:2025/06/18(水) 家づくりコラム

 

家づくりの中でも、意外と後回しにされやすいのが「寝室の照明」

「寝室は暗ければいい」と思われがちですが、実はそれだけでは心地よい眠りは得られません。

今回は、注文住宅を検討されている方に向けて、「寝室の照明は暗さより落ち着きが大切」と言われる理由と、実際の照明選びのポイントについて解説させていただきます。

目次

 


寝室は「眠る場所」だけじゃない

寝室は、ただ眠るだけの場所ではありません。
一日の終わりに心を落ち着かせたり、静かな時間を過ごしたり、家族とのコミュニケーションの場になったりと、生活の中でも特に感覚に寄り添う空間です。

  • 就寝前の読書やスマホ時間
  • 子どもとの添い寝や寝かしつけ
  • パートナーとの会話タイム
  • 一人で静かに過ごすひととき

こうした時間を快適にするためには、光の質とバランスがとても重要になります。

 
 

本当に暗ければ眠れる?照明がもたらす心理効果

暗ければ眠れるというのは一理ありますが、それだけでは不十分なことも多くあります。

照明の種類や配置によって、気持ちの落ち着き方や眠りの質は大きく変わります。

たとえば、白く明るい「昼光色」は作業に向いている反面、脳を覚醒させてしまう傾向があります。

一方、温かみのあるオレンジ色の「電球色」は、副交感神経に働きかけ、心と身体をリラックス状態へと導きやすくなります。

 

落ち着きある寝室をつくる照明計画の基本

色温度は「電球色」がおすすめ

寝室には色温度2700K前後の電球色が理想的です。

視覚的にも心理的にも落ち着きを与える色味です。

多灯使いで空間にメリハリを

天井のメイン照明だけでなく、間接照明やテーブルランプなどの補助光を組み合わせることで、奥行きと落ち着きのある空間に。

調光・調色機能で時間帯に合わせる

夜はやわらかく、朝は徐々に明るく。

シーンに応じて光の強さを変えられる調光・調色タイプの照明は、睡眠の質を高めたい方にぴったりです。

 

照明は「生活スタイル」に合わせて選ぶのもおススメ

家族構成やライフスタイルによって、必要な照明の在り方も変わってきます。

  • 小さなお子様がいるご家庭では、夜中の授乳やおむつ替えのしやすさも考慮して、足元灯やセンサー付き照明を設置
  • 夫婦で生活リズムが違う場合には、ベッドサイドに個別の読書灯を配置するなどの工夫もおすすめ

生活の流れをイメージしながら、どこに・どんな照明を置くかを考えることが、後悔しない照明計画のコツです。

 

自然素材の家と照明の相性

自然素材でつくられた住まいでは、照明の印象もより豊かに感じられます。

  • 漆喰や珪藻土の壁に光が当たると、やわらかい反射が空間にぬくもりをプラス
  • 無垢材の天井や床に電球色が映えることで、空間全体が包み込まれるような落ち着きに

照明と自然素材が合わさることで、光そのものがインテリアの一部として生きてくるのです。

 

 

土地条件に応じた照明の工夫も忘れずに

土地の条件によっては、窓の位置や自然光の入り方が大きく異なります。

  • 周囲に建物が多いエリアでは、自然光よりも室内照明の計画がより重要
  • 日差しがよく入る立地では、朝の光を活かした照明の配置が効果的

土地探しとプランニングを並行して進めることで、その場所に合った最適な照明の設計がしやすくなります。

 
こんな方におすすめです

落ち着いた空間で眠りたい方

照明の演出にもこだわりたい方

自然素材の家づくりに興味がある方

家の空気感を大事にしたい方

寝室の照明を見直すことで、家全体の雰囲気にも良い影響を与えてくれます。

照明は暮らしの「空気をつくる」存在として、しっかりと考えていきたい部分です。

 


 

まとめ|寝室の照明は心を休める光が鍵

 

寝室の快適性は、単なる明るさや暗さでは決まりません。

重要なのは、心身をリセットできる落ち着きを感じられる光かどうかという点。

 

注文住宅ならではの自由設計だからこそ、照明にも「自分たちらしさ」を取り入れることができます。

 

照明までこだわる家づくり。
 
そのひと手間が、暮らしに心地よい変化をもたらしてくれるはずです。

  


 

三重県で注文住宅を建てるリビングモチーフキキです。

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