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種類と使い分けを基礎から丁寧に解説|自然素材の家づくりに映える照明術

公開日:2025/08/11(月) 更新日:2025/08/06(水) 家づくりコラム

やわらかな光に包まれた空間は、それだけで心地よさを感じさせてくれます。

直接的な明るさではなく、“影の美しさ”や“奥行き”を演出するのが間接照明の魅力です。

今回は、間接照明の種類とその効果的な使い分け方について、解説させて頂きます。

 

間接照明とは?基本の考え方

間接照明とは、壁・天井・床などに光を反射させて空間を照らす照明手法のことです。

直接目に光源が入らないため、やさしい光の印象を与えると同時に、空間に奥行きや高級感をもたらしてくれます。

 

よく使われる間接照明の種類と特徴

■ コーブ照明(天井の縁に沿って設置)

 - 天井を照らすことで、空間を“広く”感じさせる

 - リビングや寝室におすすめ

 - 天井が高い家に効果的

■ コーニス照明(壁面を照らすタイプ)

 - 壁の質感や素材を引き立てる

 - アクセントウォールの演出に最適

 - 珪藻土・漆喰の表情を美しく見せられる

■ バランス照明(天井・壁・床のバランスをとる)

 - 空間全体の明るさと落ち着きのバランスが取れる

 - ダイニングや廊下などに向いている

■ 足元照明(フットライト)

 - 廊下や階段、トイレに活躍

 - 夜間の移動を安全に

 - 高齢者や子どもにもやさしい照明

■ 間接照明付き造作棚・ニッチ照明

 - インテリアと一体化し、空間演出を自然に実現

 - 書斎や玄関ホールなど、個性的なスペースに最適

 

間接照明が活きる空間とは?

■ リビング:コーブ照明+調光でリラックス感アップ

■ 寝室:ベッド背面のコーニス照明で落ち着きのある空間に

■ 玄関:天井ふところに照明を仕込むことでホテルライクな第一印象

■ 洗面所:鏡裏の間接照明で顔が明るく見える

 

自然素材との相性も抜群

三重で多く採用される自然素材の家では、無垢材や漆喰など“素材感のある壁・天井”が多くなります。

間接照明を当てることで、素材の陰影が際立ち、

 - 木のあたたかみ

 - ぬり壁の表情

 - 左官仕上げの微細な凹凸

といった質感を美しく引き出せます。

特に照明の色温度を電球色〜温白色(2700〜3500K)にすると、自然素材と調和しやすく、やわらかな印象になります。

 

注意点とよくある失敗例

※注意:明るさ不足になりがち

→ メイン照明と併用する前提でプランニングを。

※注意:設計段階で計画しないと施工が難しい

→ 配線や構造との兼ね合いがあるため、初期設計が肝心です。

※注意:光源が見えてしまうと“間接感”が損なわれる

→ 仕込み位置や角度をプロと相談しましょう。

 

間接照明×暮らしのシーン別活用法

■ 映画鑑賞:リビングの壁面照明でシアター気分に

■ 就寝前の読書:ベッド背面にほんのり光をプラス

■ 家族団らん:ダイニングの天井照明を間接光に切り替え

■ 来客時のおもてなし:玄関ニッチに間接照明で印象アップ

 

まとめ|間接照明で“質の高い空間”をつくる

間接照明は、光そのものよりも“光がつくる空気感”を大切にする設計です。

 - 種類によって空間の演出は大きく変わる

 - 素材の表情を引き出す照明としても有効

 - 設計初期からの計画が失敗しないカギ

 

三重で注文住宅をご検討中の方は、ぜひ間接照明も取り入れて、“空間の質”をワンランク上げる家づくりを目指してみてください。

無料相談も随時開催しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

  


 

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