Part3 職人技が光る!建具の納まりと溝の仕上げに注目
【職人技と使いやすさが光る住まいの工夫とは?】
家づくりにおいて、「見た目の美しさ」と「暮らしやすさ」を両立させるのは非常に重要です。
今回ご紹介するのは、そんな理想を形にした注文住宅の一例です。
波打つような美しい床材「スクラッチ加工」
まず注目したいのは、フロアに採用された「スクラッチ加工」の床材。
光が当たることで波のような表情を見せ、上質な空間を演出します。
見た目のインパクトだけでなく、傷も目立ちにくく、実用性も兼ね備えた人気の仕様です。
計算された間取りで快適なダイニング
6人掛けのダイニングテーブルを置いても余裕のある広さに設計されたダイニングスペース。
動線をしっかり確保しながらも、キャビネットの配置まで想定した寸法になっており、ストレスのない暮らしが実現できます。
さらに、キャビネットを置く予定の場所にはあらかじめコンセントを設置。
スマートフォンやパソコンの充電、照明器具の使用にも便利です。
和室には遊び心と職人技を
和室は4.5帖の落ち着いた空間ですが、建具のデザインには遊び心をプラス。
ランダムな形の建具で、和の雰囲気を残しつつも、現代的で個性的な印象に仕上げています。
そして、建具はすべて壁の中に収納できる引き込み仕様。
使わないときにはスッキリと空間が広がります。
隠れたこだわり「溝の処理」に職人の腕が光る
見た目にはわかりづらい部分ですが、建具の溝の処理には高い技術が求められます。
必要な箇所にだけ丁寧に溝を切ることで、建具をスムーズに収納できるように。
上下のラインがしっかり揃っていることも、建具の納まりの良さにつながります。
こうした細部への配慮は、熟練した職人の手仕事があってこそ。
長く快適に暮らせる家づくりのためには、こうした「見えないこだわり」こそが大切なのです。
美しさと機能性が調和する住まい
今回の住まいでは、床材の選定から間取り、建具の設計に至るまで、すべてに「暮らしやすさ」と「美しさ」の両方を追求した工夫が施されていました。
こうした一つひとつのこだわりが、満足度の高い家づくりへとつながります。
ぜひこれから注文住宅を考えている方は、こうしたディテールにも注目してみてください。