木の家って火事が心配
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木造住宅の耐火性に関する誤解と実際のポイント
「木造住宅は燃えやすい」とよく言われますが、住宅の耐火性は使用する材料や設計によって大きく異なります。
確かに木材は燃えやすい特性がありますが、それだけで耐火性を判断するのは誤解です。
木材と鉄骨の火災時の性質
- 木材: 燃えると徐々に炭化し、内部の構造が維持されやすい特性があります。これは、ある程度の時間火災に耐えられる可能性を示しています。
- 鉄骨: 金属は燃えませんが、一定の高温(約500~600℃以上)になると急激に変形し、建物全体の構造が崩れるリスクがあります。
火災時の実際の燃え広がり
火災で問題となるのは、構造材だけではなく以下の要因も大きく関わります
- 内装材や家具: これらの可燃物が火の広がりを加速させます。
- 家全体の設計: 火災対策を考えた素材選びや防火設計が重要です。
重要なポイント
「木材だから燃えやすい」「金属だから安全」といった単純な考え方ではなく、家全体の構造、素材の使い方、そして火災時の条件が耐火性を左右します。木造住宅でも耐火性の高い設計や素材を採用することで、安全性を高めることが可能です。