門柱って必要?設置する理由とメリット

 

 

門柱は必要?注文住宅で考えるべきその役割とメリット


意外と見落とされがちな「門柱」の存在

家づくりを進める中で、間取りやデザイン、設備などに注目が集まりますが、「門柱」について考えたことはありますか?

ポストやインターホンをどこに配置するかというのは、日々の暮らしや防犯性、快適性に関わる大切なポイントです。

 


門柱の基本構成と役割

門柱は一般的に「ポスト」「インターホン」「表札」の3点セットで構成されます。

この3つをまとめて設置できる門柱は、家の“顔”としても重要な役割を担っています。

また、門柱があることで、来客や配達員が玄関まで近づかずに済むというメリットがあります。

プライバシーを守りたい、セキュリティを重視したいというご家族には特に人気です。

 


家本体に設置する選択肢もあるが…

一方で、門柱を設けず、外壁にポストやインターホンを直接取り付ける方もいます。

これは「断熱性のない外壁部分」に限定して設置されることが多く、コスト面やスペースの問題から選ばれることも。

しかしこの方法では、来客が玄関扉のすぐ近くまで来ることになります。

そのため「家に近づかれるのは避けたい」と感じる方には不向きです。

 


気密性を損なう施工は避けるべき?

30年の施工経験の中で、過去には「マンションのように、新聞や荷物がそのまま家の中に入ってくる仕組み」を採用したこともありました。

確かに、雨の日や雪の日でも室内から受け取れるのは便利。

しかしその場合、外壁に穴を開けることになり、断熱や気密性が大きく損なわれてしまいます。

現代の高気密・高断熱住宅では、このような施工はほとんど行われなくなっています。

 

 

門柱の設置は「暮らし方」に合わせて考える

門柱を設置するかどうかは、どちらが正しいというものではありません。

大切なのは、「自分たちの暮らしに合った設計をすること」です。

配達の頻度や防犯意識、ご近所との距離感などを考慮しながら、門柱の有無を判断しましょう。

設計段階からしっかりと打ち合わせをして、自分たちにとって最適なスタイルを見つけてください。

 

門柱は、家づくりの中でも「外構」に関わる大切な要素です。

見た目だけでなく、生活のしやすさや安心感にもつながる部分ですので、軽視せずに検討してみましょう。

「注文住宅は自由設計だからこそ、こうした細かいところまで丁寧に考えることが大切」

これが、私たちの家づくりへの想いです。

 

 

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