返済中にもしも収入が減ってしまったら?

 

 

 

住宅ローンにおけるリスクへの備え

住宅ローンを組む際、万が一の病気や事故、就業不能時のリスクに備える保険を付けることが可能です。

これらの保険は、ローン返済中の予期せぬ事態に備えた「安心」を提供しますが、金利の上昇や保険料の負担が伴うため、自身のニーズや状況に応じた選択が重要です。

 


団体信用生命保険(団信)とは?
  • 基本的な仕組み
    団体信用生命保険(通称:団信)は、住宅ローンを組む際にほぼ必須となる保険で、契約者が亡くなったり、高度障害状態になった場合、ローン残高が保険で完済されます。

  • 追加保障のオプション
    最近では、団信に以下のようなオプションを付加できるケースが増えています。

    • 三大疾病特約:癌、急性心筋梗塞、脳卒中に対応。
    • 八大疾病特約:三大疾病に加え、糖尿病や高血圧などの生活習慣病もカバー。
    • 就業不能保険:病気や怪我で働けなくなった場合、一定期間ローン返済を補助。

これらのオプションは安心感を高めますが、保険料や金利が上昇する場合があるため注意が必要です。


日本人の保険加入傾向
  • 「安心」を重視する文化
    日本では、住宅ローンに関連した保険加入率が高い傾向があります。特に、病気や就業不能に備える特約は人気がありますが、これに伴い金利が0.1~0.3%程度上昇することもあります。

  • 保険の選択肢は銀行以外にも
    団信やその特約は銀行を通じて加入するケースが一般的ですが、生命保険や傷害保険などで同様の保障を補うことも可能です。特に既存の保険で補える場合は、新たに特約を付ける必要がない場合もあります。


検討すべきポイント
  1. 保険の必要性を見極める
    既存の生命保険や傷害保険でカバーできる場合、新たに団信の特約を付ける必要がない可能性があります。一方で、家族構成や職業に応じて、保障を手厚くする必要がある場合もあります。

  2. 金利上昇とのバランスを考える
    団信の特約を付けることで金利が上がる場合、その負担が月々の返済額にどう影響するかを計算してみることが大切です。

  3. 保険会社での追加保障を検討
    銀行経由の団信特約だけでなく、通常の保険会社を通じて必要な保障を追加する方法もあります。保険内容や費用を比較することで、自分に最適な選択が見つかる可能性があります。

 

 

 

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