実物を見て決める!注文住宅の素材選び
素材は“見て・触って”選ぶ時代。写真だけで決めるのは後悔のもと!
家づくりにおいて「どんな素材を使うか」は、住まいの快適性や満足度に大きく関わる重要なポイントです。
しかし、カタログや写真を見ただけで素材を決めてしまうと、完成後に「思っていたのと違う…」と後悔するケースも少なくありません。
たとえば、フローリングや壁材。
写真では落ち着いた質感に見えていたのに、実物は意外と光沢が強かったり、手触りが好みでなかったりすることがあります。
また、素材の色味や光の反射具合などは、実際にお部屋の光に当ててみないと分からない部分も多いのです。
だからこそ、素材選びの際は“現物サンプル”を活用することがとても重要。
単品で見るだけでなく、床・壁・天井など複数の素材を組み合わせて確認することで、空間全体のバランスを事前にイメージすることができます。
子育て家庭にうれしい自然素材。無垢材・漆喰・セルロースファイバーの魅力
特に小さなお子さんがいるご家庭には、「自然素材」を取り入れることをおすすめしています。理由はとてもシンプル。
子どもは免疫力がまだ低く、環境の影響を受けやすいから。
たとえば無垢のフローリングは、化学物質を含まない自然な木材。
裸足で歩いたときの温かみや、足裏から伝わる安心感が魅力です。
また、漆喰の壁は調湿作用があり、空気中のウイルスを抑える強アルカリ性という特性も。
しかも漆喰は「メンテナンス性」にも優れており、日常的なキズや汚れなら自分で簡単に補修可能。
子どもが壁におもちゃをぶつけても、削って塗り直せば元通り。長く美しさを保つことができます。
後悔しない家づくりには、納得できる“素材体験”を
注文住宅だからこそ、使う素材にはこだわってほしい。
素材選びは「見た目」だけでなく、「触感」「匂い」「空気感」も含めて体感することが大切です。
実物サンプルを取り寄せたり、ショールームで素材を確かめたりしながら、自分たちに合った“本物”を見つけてください。
見た目が似ていても、品質や経年変化の仕方には大きな差があることもあります。
家づくりは一生に一度の大きな買い物。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、素材選びはしっかりと“体験”してから決めましょう。