感性で彩る大人の平屋 Part11 【廊下ゼロ設計】老後まで快適に暮らす、回遊できる寝室と水まわり
【将来まで安心して暮らせる動線設計】寝室・脱衣室・リビングをつなぐ「廊下ゼロ」の家づくり
家づくりにおいて意外と見落とされがちなのが、「廊下」の存在。
一見便利そうに見えても、実は日常の動線に無駄を生み、限られた空間を圧迫してしまうことがあります。
そんな課題を解決した「廊下ゼロ」の間取り。
水まわりと寝室、リビングが無駄なくつながる、回遊性の高い生活動線が最大の特徴です。
■ 動線を短く、暮らしをもっと快適に
この住まいでは、脱衣室から寝室に直接アクセス可能。
リビング・キッチンへもスムーズにつながっており、まるでひとつの空間が自然と回遊しているかのような設計です。
日々の家事動線も効率的になり、朝の身支度や帰宅後の流れがとてもスムーズになります。
さらに、将来的に体力が落ちた際にも無理なく移動できる、バリアフリー視点の家づくりにもつながっています。
■ 老後を見据えた1階完結型の暮らし
こちらのご家族は20代・30代ではありません。
家づくりのコンセプトは、「老後まで安心して暮らせる住まい」。
特に注目したいのが、寝室・トイレ・お風呂といった生活の基本機能がすべて1階に配置されている点です。
これは高齢になっても階段の上り下りが不要で、長く住み続けることができる賢い設計です。
また、2階には将来の子ども部屋や収納スペースを確保することで、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
■ 自然光と家族の気配を感じられる快適な空間
寝室には南向きの大きな窓を設置し、日中は自然光がたっぷり差し込む明るい空間に。
リビングや庭で過ごす家族の様子も視界に入るため、孤立感のない、つながりを感じられる暮らしが叶います。
■ 回遊動線の魅力とは?
家の中をぐるっと回れるような「回遊動線」は、暮らしやすさを大きく左右します。
朝の混雑を避けたり、家事中の移動を短縮したり、毎日の“ちょっとしたストレス”を軽減する工夫が詰まっています。
「廊下ゼロ」で空間を有効活用し、限られた敷地でも広々とした暮らしができることも、この間取りの大きな魅力です。