感性で彩る大人の平屋 Part3 コの字型の平屋で光と音に配慮した快適空間

 

 

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【コの字型の平屋で光と音に配慮した快適空間】

家族との距離感を大切にした注文住宅の工夫とは?

 

平屋の暮らしは、シンプルで快適である一方、採光やプライバシー、家族との距離感をどう設計に落とし込むかが重要なポイントになります。

今回ご紹介するのは、音対策・採光・家族とのつながりにこだわった、25帖の広々LDKを中心とした住まいです。

 


■ 約25帖の開放的なLDK空間

 

リビング・ダイニング・キッチンを一体化させたLDKは、タタミコーナーを含めずに約25帖の広さを確保。

家具の配置も自由度が高く、家族が自然と集まる中心スペースになっています。

 

◯ 折り上げ天井で高さと抜け感を演出

天井は部分的に高さを変えた「折り上げ天井」を採用。

・メイン部分は 最大3mの高さ

・その他の天井高は 一般的な2m40cm

この高さの変化により、空間全体に広がりとメリハリが生まれ、シンプルな構造の平屋でも開放感を感じられる工夫がされています。

 


■ ALCとセルロースファイバーで音対策も万全

 

この住宅では、外部からの騒音や隣家との距離を考慮し、防音対策にも力を入れています。

 

◯ 防音対策のための壁構成

・外壁には遮音性の高いALCパネル

・断熱材には吸音性に優れたセルロースファイバーを使用

また、隣接する面の壁にも防音仕様を採用しており、住宅内を静かで落ち着いた空間に仕上げています。

 


■ コの字型プランで「光」と「家族のつながり」を両立

 

この住まいの特徴は、建物をコの字型に配置している点にあります。

これは、将来的に隣接して建つ予定の娘さんご夫婦の家との関係性を考慮したプラン。

 

◯ コの字型のメリット

  • 中庭のような空間(余白)が生まれ、お孫さんの遊び場に

  • 室内から目が届きやすく、安全性アップ

  • 光を効率的に取り入れつつ、隣家との視線を程よくコントロール

  • 将来的な家族間のコミュニケーションもスムーズ

このように、コの字型のレイアウトは、採光や防音だけでなく、家族の将来を見据えた設計としても有効です。

 


■ 天井高と建具デザインの美しいバランス

天井高をコントロールすることで、建具との見た目のバランスにもこだわっています。

例えば、扉の高さは天井いっぱいまで届くフルハイトドアに。

このドアに合わせて周囲の天井高(2m40cm)を設定し、空間全体をすっきりと見せる効果が生まれています。

 


■ まとめ

 

  • 約25帖の広々LDK+折り上げ天井で開放的な空間

  • ALC+セルロースファイバーで優れた遮音性

  • コの字型レイアウトで光と家族のつながりを確保

  • 天井高と建具の美しい一体感をデザイン

  • 子世帯との距離感を考えた二世帯近居型の未来志向プラン

 

家づくりを検討中の方にとって、音・採光・家族関係・将来設計のヒントが詰まった理想の平屋住宅です。

 

 

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