築古住宅=弱いはウソ?プロの見解
リノベーションと建て替え、実際どちらが得?プロが語る現実的な選択肢
家が古くなってきた…そろそろ「リノベーション」か「建て替え」を考えないと。
そんなとき、皆さんはどう判断しますか?
「リノベのほうが安いでしょ」と思っていませんか?
実はその考え方、少し危険かもしれません。
今回の記事では、実際のお客様の事例をもとに、リノベーションと建て替えの費用の違いや考え方についてリアルな視点で解説します。
【リノベと新築の費用が拮抗する理由】
あるお客様は、大規模修繕(リノベ)と建て替えの両方で計画を立て、見積もりを比較されました。
結果的に驚かれたのは、「リノベ費用が思った以上に高い」ということ。
リノベといっても、
・断熱材の入れ替え
・内装すべての改修
・外壁の張り替え
・設備の刷新
などを行えば、実質“新築に近い工事内容”となり、その分コストも上がってしまいます。
つまり、「基礎と骨組みを除くすべて」が新しくなれば、新築と拮抗する金額になるのは当然とも言えます。
【価格が変わるのは“要望の出し方”次第】
リノベ費用が新築並みになるかどうかは、「どこまでリクエストするか」によって大きく異なります。
たとえば、
✔ 最低限の設備交換だけにする
✔ 部分的な間取り変更で済ます
といった内容であれば、リノベのほうが安くなることも。
しかし、
✔ 断熱性能をしっかり確保したい
✔ 耐震性能も今の基準に合わせたい
✔ 住宅設備は最新のものにしたい
という要望を加えると、結局コストがかさみ、新築に近づいていきます。
【建て替えを選ぶメリット・デメリット】
建て替えのメリットは、
・最新の基準で家を一から設計できる
・耐震・断熱・省エネ性能が高い
・メンテナンスが少なく済む
一方でデメリットとしては、
・解体費用が発生する
・仮住まいの手配が必要
などがあります。
【プロとしてのおすすめの進め方】
私たちが提案しているのは、「リノベと建て替え、両方の計画を立てて、見積もりで比較すること」です。
どちらが自分たちの希望や予算に合うか、実際の数字と内容を見比べることで、納得して判断できます。
家づくりは一生に一度の大きな決断。
だからこそ、後悔のないように慎重に進めましょう。
【まとめ】
「リノベ=安い」と思い込まず、本当に自分たちにとってベストな選択肢を見つけるために、しっかりと比較検討することが大切です。
無料相談や事例紹介も行っていますので、お気軽にご相談ください!