感性で彩る大人の平屋 Part8 物が多くても片付く家の工夫!

 

 

キッチンまわりは、「物が多くて片付かない」「動線が悪くて使いにくい」といったお悩みが多いエリアのひとつ。

今回ご紹介するのは、暮らしやすさと美しさを両立したキッチン空間です。

ゴミ箱の配置や冷蔵庫スペース、収納、床材選びまで、お客様の声を反映した設計の工夫が詰まっています。

 


見えないけど必要!キッチン内のゴミ箱スペース

 

まず「これ、どこに置こう?」と悩むのがゴミ箱の位置。

この事例では、専用のゴミ箱スペースを確保することで、使いやすく、かつ視界に入りにくい工夫がされています。

ゴミ箱がリビング側から見えないことで、生活感を抑えた美しい空間演出が可能になります。

特にキッチンがLDKと一体になっている間取りでは、こうした“隠す収納”がポイントです。

 

 

水に強くて継ぎ目がない!長尺シートの床材を採用

キッチンや水まわりに採用されることが多いのが「フロアタイル」。

しかしこのお住まいでは、より防水性・清掃性に優れた長尺シートが採用されています。

 

◎ 長尺シートのメリットとは?

  • 継ぎ目がなく、一枚もので施工される

  • 水が染み込みにくく、掃除がしやすい

  • デザインの自由度も高く、空間になじみやすい

水や汚れが心配なキッチンでは、このような床材の選び方が機能性と見た目の両立につながります

 

 

冷蔵庫・冷凍庫に合わせたコンセント配置でストレスフリーに

 

冷蔵庫や冷凍庫を置くスペースも、細かな配慮がされています。

特に意識したのは、機器ごとに最適なコンセントの高さを設計すること。

 

◎ なぜ高さが大事なの?

冷蔵庫は背が高い一方で、冷凍庫は小型であることが多く、同じ位置にコンセントがあるとコードが「ビローン」となってしまう問題があります。

このような事態を防ぐために、あらかじめ設置予定の家電サイズを確認し、設計段階から最適な高さ・位置でコンセントを配置。

見た目もすっきり、使い勝手も良いキッチンになります。

 

 

両側から出入りできるパントリーで回遊性アップ!

 

キッチンの奥に配置されたウォークスルー型のパントリーも大きな特徴です。

「物が多くて片付かない」というお悩みに応え、大容量の収納を確保しつつ、リビング側から見えないよう工夫されています。

 

◎ 回遊動線のメリット

  • キッチンの左右両側から行き来できる設計で動線が快適

  • 料理中でも、収納からの出し入れがスムーズ

  • ゴチャゴチャしていても、リビングからは見えない安心感

通り抜けできる設計にすることで、動線の自由度が大きくアップし、家事効率も格段に良くなります

 


収納・動線・素材選び、どれも“先回りの配慮”が鍵

 

キッチンまわりの使いやすさは、小さなストレスをいかに減らせるかにかかっています。

 

今回の事例では、

  • ゴミ箱スペースをあらかじめ設ける

  • 継ぎ目のない床材で水に強く掃除がラク

  • 家電の大きさに応じたコンセント配置

  • 両側からアクセスできるパントリーでスムーズな動線

など、日々の生活を想定した“先回りの設計”が徹底されています。