感性で彩る大人の平屋 Part13 一目惚れから生まれた“攻めのウォークイン”・将来を見据えたトイレ設計
輸入壁紙がアクセントに!遊び心あふれるウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットには、インパクトのある輸入壁紙を全面に採用。実はこの壁紙、もともとはリビングに使う案も出ていました。
しかし、最終的にはプライベートな空間であるウォークインに取り入れることになりました。
お施主様が一目惚れされたというそのデザインは、派手めながらも空間に個性を与えています。
ウォークインクローゼットは、たくさんの衣類や収納物で「見え隠れ」が生まれる場所。
そのため、多少柄が強い壁紙でも調和しやすく、むしろ“遊び”を入れるにはぴったりの空間です。人目につかない場所だからこそ、自分の感性を思いきり発揮できる場所として、多くの方におすすめしたいポイントです。
生活動線に寄り添ったトイレ設計――寝室すぐそばのレイアウト
ウォークインから戻ると、すぐ近くに配置されているのがトイレ。
寝室からの動線が短く、夜間の移動や体調がすぐれない時にも便利です。生活の質を高めるためには、こうした細やかな配置も重要なポイント。
将来の安心まで見据えた“引き戸”のトイレ設計
さらに注目すべきは、トイレのドア設計。当社では多くの場合、トイレの出入り口には「引き戸(スライドドア)」を採用しています。
なかでも「長手方向にスライドできる引き戸」は、介助が必要になったときにも有効です。
トイレのドアが介助者の動線を妨げず、内側の空間を広く使える設計となっているため、将来を見据えた住まいづくりにも対応しています。
今は元気でも、10年後、20年後を考えたときに「選んでおいてよかった」と思っていただける設計を心がけています。
トイレの壁もデザインにこだわりを
また、トイレ内部の壁には上下で異なる素材や色を使って貼り分け、空間にアクセントを加えています。
カウンターの設置も含め、狭い空間でも「ちょっとしたこだわり」で雰囲気がガラリと変わる例です。
注文住宅だからできる、自由な空間づくり
このように、ウォークインクローゼットやトイレといった「脇役になりがちな場所」こそ、住む人の感性が現れるポイントでもあります。
自分らしさを表現したり、将来を見越して工夫したりすることで、より豊かで快適な住まいになります。