感性で彩る大人の平屋 Part5 家族の“ちょうどいい距離感”をつくる設計
【2帖のタタミコーナー+書斎で快適に】
くつろぎと機能性を両立した注文住宅の工夫
注文住宅では、限られたスペースの中でいかに「自分らしい暮らし」を実現できるかが鍵となります。
今回は、くつろぎの場となるタタミコーナーと、ご主人のための静かな書斎スペースをバランスよく配置した住まいの工夫をご紹介します。
■ タタミコーナーでくつろぎを多方向に展開
リビングに隣接する場所には、2帖のタタミコーナーを設けています。
◯ 家族が思い思いにくつろげるスペース
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リビングの延長として気軽に座れる
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赤ちゃんを寝かせたり、お孫さんの見守りにも便利
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読書や昼寝など、それぞれの過ごし方ができる
畳の素材感が落ち着きをもたらし、家族が自然と集まる場所になります。
◯ 床下収納も完備
このタタミコーナーには引き出し収納が設けられており、デッドスペースを無駄なく活用。
「限られた敷地だからこそ、細かな収納の工夫が重要」――という発想で、収納の取りこぼしがないよう設計されています。
■ 奥には書斎コーナーを設置
タタミコーナーの奥には、ご主人のための書斎スペースを設けています。
◯ 使いやすさを重視した棚付き設計
壁一面に設けた収納棚には、本や資料をしっかり収納可能。
「これだけ棚があれば、本は大概収納できるよね」というほどの収納力で、書斎空間の整理整頓がしやすくなっています。
◯ 位置にも工夫あり:家の一番端で静けさを確保
この書斎は、家の中で最も幹線道路から離れた場所に配置されており、騒音対策としても配慮された設計。
静かに集中したいときにもぴったりの空間です。
■ 南側の窓で採光+訪問者確認も可能
静かな書斎でありながら、窓は南側に設けて明るさを確保。
さらに、この窓は通り側に面しているため、訪問者の確認もできるように設計されています。
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明るく開放的な書斎
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外とのつながりを持ちつつプライバシーも保てる
こうした細やかな設計が、快適な在宅時間を支えます。
■ アクセントクロスは「好きな色」でまとめる
書斎の壁には、ご主人のフェイバリットカラーである緑のアクセントクロスを採用。
ウォルナット調のインテリアとの調和を考慮して選ばれており、落ち着いた雰囲気の中に個性が光る空間に仕上がっています。
■ まとめ:暮らしに寄り添う“ちょうどいい”居場所づくり
この住宅では、
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2帖のタタミコーナーが日常のくつろぎスペースに
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奥まった位置の静かな書斎が集中と趣味の時間を支える
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収納、採光、防音、デザインなどすべてに意味がある配置
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好きな色・テイストで「自分らしさ」も大切に
といったように、限られたスペースの中でも居心地の良さと機能性を両立する設計が行われています。
注文住宅だからこそ叶う、“暮らしにフィットする場所”のつくり方として、ぜひ参考にしてみてください。