家づくり=診察!?プロが語る本当のヒアリング
家具・家電は「あとで決める」では遅い?
注文住宅を検討している方からよくいただく質問のひとつが、「家具や家電は、家が完成してから決めればいいですよね?」というものです。
しかし実際には、できるだけ早い段階で決めておくことが理想的です。
それにはいくつかの明確な理由があります。
間取り・配線に大きく関わる「置くモノ」の存在
家づくりにおいて、間取りやコンセントの位置、収納計画などは、「何をどこに置くか」によって最適解が変わります。
たとえば:
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ダイニングテーブルのサイズ
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ソファの奥行きと配置
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炊飯器や電子レンジなどの調理家電
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洗面所で使うドライヤーや電動歯ブラシ
これらが具体的に決まっていれば、その寸法や使用頻度に合わせた設計が可能になり、「使いづらい…」「あと5cm広ければ…」という後悔を防げます。
家づくりの秘訣は「会話」にある
さらに重要なのは、お客様とのコミュニケーションです。
「家具の話」から始まるちょっとした会話の中に、その方のライフスタイルや価値観が垣間見える瞬間がたくさんあります。
私たちはこれを「お医者さんの往診」に例えています。
症状をしっかり聞かなければ、適切な治療法は分からないように、暮らしの悩みや希望も、丁寧に聞くことがとても大切です。
だからこそ、「打ち合わせは2回で決定」といった短期間の進行ではなく、たくさん話しながら一緒に着地していくことが、理想の家づくりにつながるのです。
まとめ | 理想の家づくりは「準備」と「対話」がカギ
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家具・家電はできるだけ先に決める
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書き出してリスト化することで間取りがブレない
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しっかり話し合うことで後悔しない住まいができる
私たちは、お客様の暮らしに深く寄り添いながら後悔しない「注文住宅」を一緒に考えます。