家族で好みが違うときの家づくりのコツ
家族で好みが違うとき、どう家づくりを進めればいい?
注文住宅を計画していると、ほぼ必ず出てくるのが「家族の好みの違い」です。
壁紙の色、キッチンの仕様、収納のスタイルなど、選択肢が多いからこそ、家族の意見が分かれることは珍しくありません。
そこで今回は「好みの違いをどう乗り越えるか」「壁紙などの内装選びで後悔しないポイント」を解説します。
■好みが違うのは当たり前。まずは「役割分担」を
家づくりで最も避けたいのが、「意見が平行線のまま、時間だけが過ぎていく」こと。
2人ともこだわりが強いと、どちらかが折れなければ決まらない…という状況になりがちです。
でも実は、無理に全てを一緒に決める必要はありません。
「ここは私のこだわりがあるから任せて」「この部分は僕が決めたい」
と、パートごとに“役割分担”することで、スムーズに話が進むケースが多いのです。
■壁紙選びのポイントは「空間の性質」で分ける
壁紙は家の印象を左右する大事な仕上げ材です。
迷ったときは、その空間が「パブリック」か「プライベート」かを基準に考えると◎
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パブリック空間(LDKや玄関)
来客もあり、家族全員が過ごす場所。できるだけ落ち着いたトーンで、主張しすぎないデザインが好まれます。 -
プライベート空間(寝室・子供部屋)
自分の好きな色柄を選んでOK!派手なデザインや遊び心のあるテイストも◎ -
収納やトイレなど人目に触れにくい場所
個性的な壁紙で遊び心を出しても、空間全体の雰囲気を壊しません。
こだわりは「共有」ではなく「分担」で活かす
家づくりは、家族の価値観をすり合わせる大切な機会でもあります。
「全部一緒に決める」ではなく、「こだわりポイントを分けて任せ合う」ことで、より満足度の高い家が完成します。
壁紙選びも、空間ごとに意味を持たせて選ぶことで、家全体のバランスがとれて統一感もUP!
ぜひ、ご家族で話し合う際の参考にしてくださいね。