Part2 無垢の床と漆喰壁で叶える、心地よいリビング空間
Part2では、室内空間の中心であるリビングとその周辺設計にフォーカスし、無垢材・漆喰・窓・照明など、素材と設備へのこだわりを詳しくご紹介します。
■ 無垢材の床と漆喰の壁で心地よさを追求
Living Motif KIKIの住宅では、自然素材を用いた内装を標準仕様として採用しています。
● 無垢フローリング(オーク+ウェーブ加工)
今回のお客様が選ばれたのは、オーク材をベースにウェーブ加工を施した無垢フローリング。
表面にうねりがあり、素足で歩いたときの感触も心地よく、味わい深い表情を見せてくれます。
この仕上げは、社内では「スクラッチ」と呼ばれており、ナチュラルで落ち着いたグレー系カラーが、空間全体の雰囲気を引き締めています。
● 壁材には「漆喰」を採用
壁面は自然素材の漆喰(しっくい)を使用。
調湿効果が高く、カビや結露を防ぐことができるため、住環境を快適に保つ優れた素材です。
また、塗り壁ならではの柔らかい光の反射も、空間の雰囲気づくりに一役買っています。
これらの素材は、KIKIの住宅では標準仕様として提案されており、「自然素材を取り入れた健康的な家づくり」を重視する方に特におすすめです。
■ 一体感あるLDK設計で、家族の距離を近づける
この住まいのLDKは、キッチンとリビングを一体的に設計し、どこにいても会話が生まれる空間を目指しています。
料理をしながら、リビングにいる家族と自然にコミュニケーションが取れるのは、日常の幸福度を高める重要な要素。
■ 大きな南向き窓で光と風を取り込む
最近ではコストや断熱性の観点から、大きな窓を避ける住宅会社も増えていますが、KIKIでは南側にしっかりと開口を設ける設計が特徴です。
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光をたっぷりと取り入れ、明るく開放的な空間に
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窓の配置により、風が抜けるような自然な通風計画も実現
これにより、パッシブデザインとしての機能も持ち、冬は太陽の熱を取り入れて暖房効率を上げ、夏は風通しを活かして涼しく過ごすことが可能になります。
■ 眩しさを抑えた「グレアレス照明」で快適な明るさを
リビングの天井には、グレアレス照明が採用されています。
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視界に直接光源が入り込まず、眩しさを軽減
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照明径は75mmとコンパクトで、天井がすっきりと見える
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デザイン性と機能性を両立した照明計画
毎日過ごすリビングだからこそ、目に優しくリラックスできる光環境が大切です。こうした細やかな設計の工夫が、住まいの質を高めています。
■ イタリア直輸入の扉で上質感を演出
KIKIの標準仕様には、イタリア・ビーバ社製の「ラビーバ」鏡面扉が1箇所採用されています。
海外製ならではのデザイン性と高級感があり、空間にアクセントを与えるポイントとして機能します。
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鏡面仕上げの美しい質感
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欧州らしい洗練されたデザイン
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実用性とインテリア性を両立
こうしたパーツの選定もまた、注文住宅ならではの楽しみの一つです。
素材と設計で「居心地の良さ」を形にするリビング空間
今回のPart2では、自然素材・照明・開口部などを通して、住まいの“質”を高める細部の工夫を紹介しました。無垢の床、漆喰の壁、大開口の窓、そして眩しくない照明——すべてが「居心地のよい空間とは何か?」を追求した結果です。
家族の時間を育むリビングが、毎日の癒しと安心の場であるために。
注文住宅だからこそできる、素材と設計のこだわりを、ぜひ参考にしてください。