出窓の家
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法律をクリアする為に苦しんだことが結果、自分的には新しいブレイクスルーを起こしたのではないかと感じた本宅です。
何に苦しんだかと言いますと、建築地の消防法の規定で窓の大きさの最低寸法が決まっており、その法律をクリアし外観デザインを破綻のないものにどうするのかということについてです。
デザインのためのデザインであるとか、これ見よがしなデザインではなく(それを否定はしませんが)、スッキリとして美しいデザインとして外観も着地できたのではないかと感じています。
特徴的な外観の窓部分の扱い以外でも、平面図と立面図を行ったり来たりしながら縦横比を丁寧に検討した成果でもあるエレベーションもご覧頂きたいポイントです。
当たり前ですが平面あっての立面だし、平面と立面を個別的に扱うと美しい立面にはならないです。
写真では表現しきれませんが、特別広く設計させて頂きました階段です。
こちらの場合ですと階段幅のご指定がありましたが、勿論階段幅だけでなく、例えば『本が多いよ』とか『靴が多いよ』とか『ワインセラーがね』など特別なご依頼にも注文住宅では対応できます。そここそが建築の面白い大きなポイントだと思います。
大きなハンガータイプの扉も敢えての透明ガラスというのもユニークなポイントのひとつかもしれませんね。
リビングスペースの1枚です。塗装をされた無垢の床材が良い味を出して、ソファも全体の世界観を醸し出す一助になっています。
どの場合でも同じですが照明器具の設置位置も『ここじゃないとダメ』という位置があり、事前に照明器具の設置位置やサイズ感また家具とのバランスの検討が求められます。
ダイニング方面からリビング方面を見た1枚です。写真では分かりにくいですがスイッチも世界観に合うものをチョイスしています。スイッチのような細かな部品で気を抜くと全体感に綻びを与えることもあり、気を付けたいポイントになります。
ダイニングからキッチン方向を見た1枚です。土地形状とキッチンの利用方法及び頻度から今回はL型のキッチンが選ばれました。
不謹慎な言い方かもしれませんが、家というモノは毎度特殊解が必要になる部分が面白く、難しい部分だと思っています。
クライアント様が『青』が好きということでキッチン廻りは青いタイルでまとめられました。
『家づくりを通して、お施主様ご自身が家においてどこまで拘りを実現できるのか』その部分に拘っていますので、すべてはクライアント様に向けて個別的な提案をさせて頂いてます。
どうしても欲しかった和室。角地に立つ建物のため、和室も敷地に合わせて形状は三角部分があります。不思議な形状に見えるかもしれませんし、狭いのでは?と感じられるかもしれませんが、クライアント様の利用目的に合致さえすればOKという立脚点化から詰められており、独自性を感じて頂けると嬉しいです。
完全オリジナル製作の洗面化粧台です。やはりテーマ色の青が目に入りますね。洗面化粧台はオリジナルで設計依頼の多い家具です。また、最近は洗面化粧台を脱衣室以外に設置し、動線や使用上の事も考慮しながら、リビングから見えるところに配置したいというご希望も多いです。
床はタイル、製作家具の手洗いにガラスタイルと当社のお客様でも多いまとめ方かもしれません。
『トイレだけガラッと雰囲気を変えていこう』ということから始まった仕様ですので、本宅の全体像からするとトイレの雰囲気は少し意外感があるかもしれませんね。
家には色々なスタイルがあり、色々なスタイルがあるべきだとも思います。
当社では多くの場合、クライアント様との話し合い、投げかけ合いで色々なことが決まっていきます。
誰にでも平均的・標準的な家も全然ありとも思います、実現できることはもしかしたら小さな部分かもしれないし、人は気が付かない部分かもしれませんが、ひとつでも拘った家になれば、思い入れもひとしおではないかと思います。
オンライン・出張相談も対応しております。
お気軽にお申し付けください。
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